カテゴリー「●フリーランス」の37件の記事

■OG訪問を受けました。 ■「フリーターからキャリアを積み上げたい」

A学院大学のKくん。
ブログを見てくれた出版・アパレル志望の大学生から、
OG訪問の依頼をいただきました。

わたしはA学の卒業生でもなんでもないのですが(そんなに優秀ではない笑)、
熱意ある学生さんの「会ってみたい! 話を聞かせてほしい!」という思いに応えようと、
お受けすることにしました。

本質的な質問も多く、
わたし自身、とてもいい刺激になりました。ありがとう。

で、A学といえば、わたしのT社時代の上司Kさんだなと思い、
紹介して、いっしょに話を聞かせてもらいに行きました。

久々にお目にかかりましたが、
お元気そうで&変わらずあたたかくて、うれしかったです!


また最近では、「フリーターからキャリアを積み上げたい」というかたから
ご相談メールをいただくことも増えています。

このご時勢ですからね、
雇用形態へのこだわりよりも、やりたいことを優先する
その選択は賢いと思います。


後進を育てるというほどたいそうなことはできませんが、
やはりこういった声に応えていくのも
自分の大切なミッションだと思っています。

大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
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■カメラマン須藤夕子さんに撮っていただいた写真です!~カメラマン須藤夕子さんに笑顔泥棒していただきました!(2)

笑顔泥棒こと須藤夕子さんにお撮りいただいた写真です。

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さわやかまりまりになってます。

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欠点をカバーするようなポージングをご指導くださり、
最大限に長所を引き出してくださいます。

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ちなみにこのトップスはMiriam Ocariz
耳を出したほうがいいよとアドバイスいただきました。

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笑顔泥棒こと須藤夕子さんにお撮りいただいた写真・スーツ編です。

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スーツのまえをあけたほうがいいとアドバイスくださいました。

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スーツはEMPORIO ARMANI、インナーはDonna Karan

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この日は、実は彼もいっしょに撮っていただいたんです。
もちろんプロフェッショナルの撮った写真に
モザイクなんてかけられるわけありませんから、
彼の写真、初公開でっす!shineshine
いまだけだぞ!!

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実物の300%増しです(笑)happy02
もちろんわたしのトータルコーディネートで。
素敵に撮っていただいて、須藤さん、ありがとうございます!

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こんなショットも撮っていただきました。
やたら撮られ慣れている感のある彼。。。coldsweats01

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眼鏡を取るとこんなかんじ。

須藤さん、ツーショットまでお撮りくださいました☆

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似合ってます?happy01heart04

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いぇーいnotehappy01scissors

須藤さんに撮っていただきたい方、お気軽にメールくださいね☆

【関連記事】
■カメラマン須藤夕子さんに笑顔泥棒していただきました!(1) 

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■【追記2】自分らしく生きられない人たち(1)~好きな仕事、やりたい仕事ができない

わたしはM大学人間学部心理学科の生徒でもあるのですが、
いま臨床心理学を学習していて、
ちょうど先日書いた記事とリンクするような内容があったので、引用します。


ポジティブな結果に執着すること
(ポジティブな出来事のあとに自己注目をすること;
たとえば、合コンで好みの異性から話しかけられ、いっしょに楽しいときを過ごしたことを繰り返し考える)
は、
楽観の原因となります。(例:「今度はうまくいくかも」)
しかし、将来失敗した場合、
うまくいくと考えていた分、かえって大きな失望と幻滅を経験するかもしれません。
(「うまくいくと思っていたけど、やっぱりだめだったか」)
そこで、ネガティブな出来事のあとに自己に注目することによって、
ネガティブな自己イメージを維持し、
将来大きな失望や幻滅を味わう危険性を潜在的にすくなくしている
のです。


特に、最後の一文ですね。
なにかのヒントになれば幸いです。


【関連記事】
■自分らしく生きられない人たち(1)~好きな仕事、やりたい仕事ができない
■【追記1】自分らしく生きられない人たち(1)~好きな仕事、やりたい仕事ができない
■自分らしく生きられない人たち(2)~心の病気など弱いところを見せられない


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はじめての講演を終えて~(2)出版人が話す、ということ

やはりわたしはどこまでも「編集者」なのだ――
先日の講演を終えての第一の感想がこれでした。

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今回、はじめて講演をさせていただいたのですが
(これまでは病気の都合上、講演・テレビ出演などは、せっかくご依頼いただいてもお断りせざるをえなかったんですね、長らく)
「はじめて」であることは、
わたしは一切、事前にアナウンスしていませんでした。


なぜかというと、
そこに対価を払ってきてくださっているかたにとっては、
わたしがたとえ100回1000回の講演をこなしている講師だろうと
まったくはじめての演壇に立つ講師だろうと
そんなものは関係ないから。


講師として壇上に立つ以上、
わたしはプロフェッショナルとして話さなければならない。

そう思っていましたし、
終えたいまでもその姿勢に間違いはなかったと思っています。

「はじめてだからこれくらいでいいでしょ」といった
甘えや言い訳の介入する余地を自分に与えませんでした。
(いい意味の妥協はあったけれどね)

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で、もちろん「はじめてでヤバい」というか
まがりなりにもプロフェッショナルとしてお話をさせていただくのだから、
準備を相当入念にやらないと、っていう危機感はありました。


なわけで、準備なんですが、

まず意識したのは
書き言葉」と「話し言葉」の違い


わたしは日頃文筆屋として編集者として、
主に「書き言葉」を相手にしておるわけですが、

すべて「話し言葉」にしていくことを意識しました。

表現・用いる語句を「読んでわかる」ものから
「聞いてわかる」ものに変えていく。


具体的に言うと、
たとえば、「御社」と「貴社」の使い分けのようなものです。

聞いて意味をとりづらい「貴社」は書き言葉、
話し言葉は「御社」で。

あれといっしょです。
(って、このマナー?というか使い分け、意外と知らない人もいたりして??)


だから、
わたしの著作物、原稿、ブログを読み慣れてくださっているかたは、
大川内の用いる語彙が普段と大幅に違うことに気付かれたかもしれません。


あと、リフレイン(繰り返し)、抑揚、強調、声の高低、スピードの緩急などなど……
も、話し言葉として意識しましたね。


それから、全体の構成や話の展開。
これはまさに編集者としてのスキルが活かされたと自負しています。

もちろん、そこも話し言葉として、の構成や展開を
自分なりに考えました。

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あとね、ひとつタネあかし(笑)ですが、
あのね、今回はじめての講演にあたって、
わたしがイチバン参考にしたもの。
なんだと思います?

それはね、、、



週3~4のペースで行っているcoldsweats01
お笑いライブ


あぁぶっちゃけちゃった。。(笑)←週3~4ってペースのほうの話ねw


でも、真剣にね、そうなんです。
ものすごーくお勉強させていただいて、参考にさせていただきました。


なんというか、どこをどう、と具体的に言うのは難しいのですが、
たとえば尺(持ち時間)の使い方ひとつにしろ、
展開、構成にしろ、
聞き手の注意を引くポイントとその方法とかね、


普段ヘヴィロテでいろんな芸人さん方の舞台に
おじゃまさせていただいていますが、

その普段見ていることを、
それとなく取り込んでいる自分がいましたね、うん。


なので、
いつもお付き合いさせていただいたり拝見させていただいている芸人さん方にも感謝だし、
わたしがこんなにお笑いライブにハマって通いつめるようになったきっかけをくださった、
芸人・南野やじさんには格別の感謝をしたいと思います。

やじさんに関しては、
彼もわたしが初講演の日に、移籍先の事務所・プライムさんでの事務所ライブの初舞台を踏まれていて、
「やじさんもがんばってるんだから」と励みにもなりました。

やじさんをはじめ芸人のみなさん、ありがとう!!!!


ありがとうは、やはり聞きにきてくださったみなさま、
おひとりおひとりに、心をこめて。ありがとうございました。

そして、主催の超ブレイク塾Nさん、
Nさんとの出会いのきっかけをくださったN社長、
感謝感謝です! ありがとうございます。

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そんなわけで、
反省点を挙げればキリがなく、
まだまだこれからがんばって修練を積んでいこう、というところではございますが、

わたくし、大川内麻里、
プロフェッショナルの仕事人として、お話させていただいたつもりです。

未熟者ではございますが、
ぜひまたこういう機会を頂戴することができたらなって思っています。

今回やらせていただいて、本当によかったです!
次回は、さらなるパワーアップを誓います!(もちろん♪wink

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ブログに書いてくださったかた発見!flairshineshine
 たらちゃんありがとう~notehappy02
15日の超ブレイク塾~大川内麻里さん講演~
http://ameblo.jp/yumeno-takinobori/entry-10089134177.html
(ブログ「フーテンの鱈さん~自転車放浪の旅~」より)

主催してくださった超ブレイク塾さんのサイトでも
レポアップされる……はず、だよねーぇNさぁんgawk(←軽くプレッシャーをwsmilebleah
→アップされてますnotehappy02 感謝!
★開催報告★08年4月15日★大川内麻里「ポジネガシンキング」のすすめ★
http://www.school-superbreak.com/archives/184


【関連記事】
はじめての講演を終えて~(1)半生を語るということ

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自分の本質を理解してくれる人に「自分」を書いてもらう喜び~インタビューにおいて大切なこと & 「本を編集者で選ぶ」という贅沢

自分の本質を理解してくださっているかたに
自分のことを書いていただくのが、
こんなにうれしいことだとは……!


15日(火)の夜に、
不肖・大川内、がんばらなくてもいい~ポジネガシンキングのススメというテーマで
恐れながら講演をさせていただくわけですが、

それに先立ち、
主催の超ブレイク塾さんがサイトに告知文を掲載してくださったんですね。
http://www.school-superbreak.com/archives/172


これ拝読したときに、
わたしすごーくうれしくて感激しちゃって。

「あぁわたしの本質を理解してくださっているんだな」ってことが
一文一文からにじみでていて。


これをお書きいただくのに、
主催の超ブレイク塾・事務局代表Nさんには
一度お会いして、お茶&お酒をごいっしょさせていただいただけ。

そう、たった一度お話しただけなんです。

それだけでここまでつかんでくださるとは。


それはやはりNさんが
ありのままのわたしの肯定してくださったからなんですよね。

わたしの経歴なんて、
ブログに書いていることだけでもドン引きされる要素満載だって
自分でもわかっていますがbleah(笑)(わかった上で書いてます^^ゝ)

ブログには書けない・書いていないようなディープな話を
(あ、いまあなた「えsign02 大川内、これでもまだ書いていないネタあるのsign02sign02」って思いましたね?smile(笑))

受け入れて、つまり肯定感を与えてくださいながら、
傾聴してくださったんですね。


これぞインタビューの基本であり、
かつ見落としがちでもある
でももっとも大切なことだ、って思います。

「相手のことを受け入れて、自己肯定感を与えること」

プロのライターや編集者でも、
この大切な基本ができていないひとって、結構いるんじゃないかな。


自分自身のこれまで聞き手・書き手としてやってきたインタビューを思い出し、
自分は相手にこんなふうな時間喜びとを提供することができていただろうか、と考えさせられました。


ちなみにNさんは、大川内が出会った瞬間に「ちょー大好き!!happy02」と思った方。

普段から好きな人からしかモノも買いたくなかったり、好きな人としか仕事していなかったりするわたしなので、

今回Nさんからいただいた貴い機会を本当に大切にしたいし、

微力ながら、超ブレイク塾・Nさんにコントリビューション(貢献)させていただくことができたらなって思っています。


脱線しますと、この「コントリビューション(貢献)」という考え方は、
本田直之先生の「レバレッジ人脈術」(ダイヤモンド社)に詳しいですが、

「まさに自分が対人関係において、大切にしていること、大切にしていきたいことはこれだ!」
ってビンゴった一冊です。


こちらもお世話になってばかりの、敬愛するT編集長が編集を手がけられたもの。


レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術」(東洋経済新報社)で、
人脈について、本田直之先生が「コントリビューション(貢献)」という考え方をなさっているのを知って、
これについてもっと詳しく知りたいなー、これで一冊あればな~。。

……なぁんて思っていたら、さすがT編集長!!happy01happy02

そして、数々のベストセラー・ロングセラーを生み出し、
社会現象まで巻き起こしてこられたT編集長のご編集だけあって、

レバレッジ人脈術」さすが内容の濃い素晴らしい一冊になっています!shineshine


ちなみにちなむと「本を編集者で選ぶことができる」(「○○さんが編集された本だから」「出版社○○社長もとで出された本だから」などといった動機で本を選ぶことができる)のは、
この仕事をしている醍醐味のひとつかな、と普段からよく思います。^^


みなさんもぜひご一読あれ!


話を講演会のことに戻しますと、
自分でハードル上げるようなことは書くまいと思っていたのですがcoldsweats01
(ビビリなんでね(笑))
そんなこんなの超ブレイク塾・Nさんのもと、
当日はがんばろうって思っています。

「きてよかった」って思っていただけるように。
「この時間をすごしてよかった」って思っていただけるように。

ブログには書いていないことをたくさんお話しようと思っています!

ぜひみなさんいらしてくださいね☆


お申し込みは、下記申し込みフォームから
http://www.school-superbreak.com/seminar/seminar.php
【4/15(火)がんばらない~ポジネガシンキングのススメ】
をお選びいただくか、

わたくし、大川内宛にメールメッセージをくださいね!

★「大川内のブログ見た」で3000円→2000円と1000円割引になる特典アリ升★

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★4/15(火) 夜・講演やります!★

ありがたいご縁で、講演をさせていただくことになりました。
みなさん、お誘い合わせの上、ぜひいらしてくださいね。

●テーマ:がんばらなくてもいい
 ~ポジネガ・シンキングのススメ

●講師:弱さを許す癒しの言葉 物書き/編集者 大川内麻里

●日時:4/15(火)19:30~

●場所:東京都港区東新橋2-10-10 東新橋ビル2F
新橋から7分、汐留から5分、大門から6分、浜松町から7分

●主催:超ブレイク塾さま(感謝!)
http://www.school-superbreak.com/

●料金:一般3000円 学生1000円 フリーター・ニート1000円
……のところを!

★☆「大川内ブログ見た」で2000円になる特典アリ!!☆★

参加ご希望のかたはメールください!
お待ちしております。

講演後、交流会もあります。
みなさんとお話させていただけるのを楽しみにしております。

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Viva! フリーター!!

今夜はまたエキサイティングな出会いに恵まれました♪

とある若手経営者のかた。
中退、大検、フリーター、起業、西武国分寺線(笑)……
とまさに類友状態でシンクロしまくっていて、
ずっとお会いしたいと思っていたかた。


まだ詳細は非公開ですが、
いっちょいっしょにおもしろいコトやったりまっか♪的な
具体的なお話も弾む弾む弾みまくりました!


ホントこれ実現したら、てかもちろん実現するんですけれど、
ひじょーにおもしろいことになるプロジェクトなんで、
みなさん期待していてください!


しかし志をおなじくするかたと話すと、
やっぱりアツイですね〜!



ところで、それとは別に、
大川内、実は今日ひとつ
新しいところに踏み込んでみました。

これもまだ詳しくは言えないんですが(そんなんばっかでゴメンナサイ^^;)、

ある意味、
チャレンジでもあり、
原点回帰でもあるっていうか。


やっぱりわたしの原点って、

離婚して、家族を失って、
学歴も社会経験もスキルもなーーーんにもなくて、

ホント裸一貫、ゼロの状態から
時給何百円のアルバイトをスタート地点にはじめた、

あのフリーター時代にあると思うから。


あの時代を生きてきた、
あそこからはいあがってきた自負はあるから、

それを思えば、なんだってできる! って。

そう、思うから。


でも、正直すこし弱気になりかけていたところもあって、

あるかたからの一本の留守番電話に勇気付けられました。


ありがとう。
あなたの「がんばろ」の一言で、
わたしはまたがんばることができます。

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こんな生き方・働き方、素敵じゃない?

 

郷里の福岡で入院中
こんな生き方、素敵だなって思う女性に出会いました。

カラオケスナック「出逢」のSママです。


出逢」のお客さまはお年寄りが中心。

1000円でコーヒー付き歌い放題のカラオケ店ですが、
ママはご主人とともに
なんとお客さまであるおじいちゃん・おばあちゃんの
送り迎え(!)までなさっているそう。


ママいわく、

「嫁舅姑、ひとつ屋根の下にいたら、
そりゃ息が詰まるときがあるもの。

そんなとき、ここにきて、
みんなで歌を歌って笑って楽しめばいいじゃない。

遠くてなかなかひとりではこられない方がいたら
それはウチが迎えに行けばいいじゃない」


ママがお客さまを迎えるときの挨拶は
「いらっしゃいませ」ではありません。

「○○ちゃん、おかえり~!」

かならず一度でもきたことのあるひとは
名前を呼んで、
そして「おかえり」と笑顔で出迎える。


たった1000円でコーヒー付き歌い放題で
送迎までしちゃうんだから

「そりゃ赤字よ(笑)。

でもね、ウチはみんなが
いい野菜が採れたからとか
ママに似合いそうな服があったからとか

みーんなが
そんなふうにいろいろしてくれるのよ」


定期的にホールを借りてカラオケ大会を開いたり、
旅行に行ったり、
舞妓さんなどのコスチュームを
貸衣装でレンタルして、
おばあちゃんたちをキレイにお化粧してあげて
それをおじいちゃんたちに見せてあげたり
……なんてこともしているそう。

写真を見せていただいたのだけれど、
そのおじいちゃん、おばあちゃん方の笑顔ったら
これ以上ないってくらい
ほんっと~に輝いているんです。

この笑顔のためならなんでもできる。
きっとママはそうなんだろうなって思いました。


お客さまのお誕生日の話も聞いたけれど、
あたたかい心のこもった、
芯からそのひとの存在を肯定して、
ありがとう、大好きだよって伝える
そのお祝いには感動しきりでした。

「70年80年生きてきて、
こんなふうにしてもらったことなんて
はじめてだ」
って、みなさん、涙を流して喜ばれるそう。


そんなママ、
入院中、せっせせっせとレース編みをされていて
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退院のとき、わたしもいただいちゃいました!

4人部屋で3人それぞれに色違いで

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3人でそれぞれどの色がいいか言ったら、
ちょーどうまいこと3人わかれてよかったー♪^^

わたしはライラックのようなパープル♪ 素敵でしょー?


で、ママがずーーーーっとせっせせっせと
ひたすらなにかを編み続けているので聞いてみたら、

なんとお客さまひとりひとりに名前の入ったコースターを
ひとつひとつ手編みしてらしたの!

それもいつもくるお客さまぶんで1000枚!
顧客が1000人いるってすごいよね。


いまごろ、きっとママは
「○○ちゃん、おかえり~!」って
お名前入りのそのコースターで
コーヒーを出していらっしゃることでしょう。


Sママには、そのほかにもたくさんの心に響くお話を
聞かせていただきました。

幼いころからのコンプレックス、
それでも「とにかく笑顔でいなさい」と
抱きしめ説いてくれたおばあさまのこと、
アルコール依存症で亡くなったまえのご主人のこと、
「おまえの髪だけはほかのもんには渡さんでくれ」
というご主人のお言葉に、
葬儀の場で、腰まであった長い美しい髪を
根元からさらっと切って、お棺に入れたこと、
それ以来、
ずっとベリーショートで絶対に髪を伸ばさないってこと、
いまのご主人との不思議な出会い、
お年寄りに対する考え方……

こんな生き方もあるんだなぁ素晴らしいなって
深く感銘を受けたものです。

Sママ、ありがとうございました!

出逢
福岡県福岡市西区大字桑原2413-1-2
電話:092-802-0388

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スイーツ!スイーツ★お菓子の工房 OPERA
ユニーク アイマスク

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#009 それは『喜び』の伴う仕事ですか?

この文章は【2006/04/09】に執筆した連載から転載したものです)  

 さらに、給与には外的報酬内的報酬のふたつがある。
 外的報酬とは給与そのものやインセンティブ(奨励金)といった、お金として受け取れるものである。
 それに対して内的報酬とは、給与の額には表れないが、その仕事を通して得られる満足の報酬といったものである。
(中略)
 私の場合、外的報酬よりも内的報酬を増やすことを心がけてきた。
(中略)
 また、仕事を長く続けていくには、内的報酬がちゃんとなくてはつとまらないということもわかってきた。
 仕事をなし遂げたときの「達成感」や、自分が成長していることを実感できる「成長感」こそ仕事の原動力であって、他人からの評価という、自分の努力ではいかんともしがたいものにとらわれすぎるのは得策ではないと気づいたのである。

出典:
 『シゴトのココロ』 松永真理 著 (小学館
 31-33頁/28-35頁「給与の額に不満ですか?」より
 初版:2004年5月10日

[本の情報を見る]Amazonで購入][松永真理さんのほかの著書]



 わたしが、好条件の出版社勤務をやめ、いつ収入が入るか、いつ仕事が途絶えるかわからない、フリーランスの執筆者/編集者に転身したこと。

 それは、外的報酬よりも、内的報酬をとった結果にほかなりません。

 会社のカラーなどにとらわれず、さまざまな出版社とおつきあいさせていただくことで、より「自分のつくりたい本作り」に、すこしでも近づいていこうと。


 不安でした。
 仕事が軌道に乗らなくても、つまり、収入がロクに入ってこなかったとしても、向こう1年は食べていけるだけの貯金を手にしての決断だったとはい え。
 自分の実力よりも、ちょっと高めのハードルを強いた事業計画を立てていたとはいえ。
 具体的な目標設定と、そのために自分のやるべきことを、具体的に計 画していたいたとはいえ。


 不安でした。
 安定という言葉を使うとすれば、わたしは安定を捨てて、不安定な暮らしが待っていることが十分に予測されるところに、身を投じたのですから。


 不安と焦りだけが、わたしを支配していたように思います。


 フリーランスになったとき。
 まずは、フリーランスで、信頼していただける取引先を増やしていくなどといったことに努めよう。
 しかし、個人で請け られる仕事には、やはりキャパシティーや社会的信用の面などから限度がある。しばらくはフリーランスでやっていきながら、そうだな、32歳くらいを目安 に、編集プロダクション(出版下請け会社)を設立しよう。

 それくらいにまでは、起業準備も整うことだろう、否、それくらいまでには整えよう。それを視野に 入れた上でのフリーランス活動をしていこう。そう考えていました。
 25歳のころのことでした。


 しかし、フリーランスになって半年。思わぬ転機が訪れます。
 自分の将来的なビジョンを、もっとも尊敬する執筆者/編集者であったひとに話してみたところ、まったくといっていいほど、おなじビジョンをもっている。
「いっしょに、編集プロダクション(出版下請け会社)を興さないか」
 思ってもみない言葉でした。


 しかし、わたしは、すぐにその話に乗りませんでした。何度も何度も話し合いを重ねました。具体的に。慎重に。最悪の事態を想定して。


『起業』もおなじことなんですよ。
『フリーランス』となにも変わらない。
『フリーター』となにも変わらない。
 すべて経験したからわかるんです。
 なにも変わらないんです。


『起業』したからといって、輝かしい未来だとか、安定した生活だとかが待っているという保障がつくわけではないんです。
 リスクは、常につきまとうものなのです。


 リスクマネジメントができないのならば、なにをやったっていっしょです。
『起業』しようが『フリーランス』として独立しようが『フリーター』で 頑張ろうが。



 リスクマネジメントをするための最良かつ最短である方法は、具体的に、慎重に、そして、最悪の事態を想定しておくことです。


――創業1周年を来月に控えています。1年目にして、決算は、大幅黒字です。 この文章を執筆したのは【2006/04/09 11:59】)


 わたしが、常に忘れずにきたこと。それは、内的報酬の追求です。そして、それを追求し続けるために必要な努力です。


 努力とは、日々の小さな積み重ねこそが根底にあるもの。「ありがとう」と「ごめんなさい」がいえるかどうか。あたりまえのことをあたりまえにできるかどうか。


 逆にいえば、あたりまえのことをあたりまえにやるだけでいいんです。


 より「自分のつくりたい本作り」に、すこしでも近づいていくこと。
 そして、それから生まれてくるもの。たとえば、読者からの言葉。感想。取引先からの「ありがとう」の言葉。

――これらが、わたしの内的報酬です。


 もちろん、「自分のつくりたい本」ばかりつくってきたわけではありません。

 下請けという上下関係がある以上、嫌な思いもしました。悔しい思いもしました。怒りに震えたこともあります。


 それでも、誠実さを忘れないこと。


 自分がどんなに誠実でいるつもりであっても、どうしても、それの伝わらない相手だっています。
 今後も、お互いにプラスとなる関係でいられるのかどうか……――ならば、思い切って、距離を置いてみるという選択もある、ということも知りました。いま現在、思うことがあるので、別のエントリーに追記します
 わたしには、めったにないことというのもあって、本当に、悲しく、苦い、苦い、体験でした。


 自分なりに込めた誠意を評価するのは他人です。
 ここで、冒頭のコトバを思い返してみましょう。著者は、外的報酬=給与などをして

他人からの評価という、自分の努力ではいかんともしがたいもの

 とし、「それにとらわれすぎるのは得策ではないと気づいたのである」と述べています。


 外的報酬についてはもちろんのことですが、自分なりに込めた誠意に対しても、おなじことがいえるのではないでしょうか?


 内的報酬を追求していった結果、そして、そのための努力を怠らなかった結果、外的報酬が、あとからついてくる。
 そんなこともあるんですね。

【2006/04/09 11:59】 | よりよい仕事をするために


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大川内 麻里が取締役を務める 創藝舎
http://sougeisha.com/

#000 タイトルに「#番号」のついている記事についてはこちらをお読みください。

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#008 「自分には『才能』がない」とあきらめかけてはいませんか?

 

“『努力できる』という『才能』”に勝る『才能』はない。

伝聞元:
 中学時代の恩師が、卒業時に、わたしに宛ててくれたメッセージ



 なにか新しいことや自分にとって難解なことにチャレンジしようとするとき、そして、それが自分には乗り越えられそうもない壁だと感じたとき。

 ひとは「これをやるには『才能』が必要なんだ。自分には、そんな『才能』なんかない……」と及び腰になってしまいがちです。


 そして、そんなときに、ついつい忘れがちなのが『努力』というものの存在。


『努力』というと、なにかものすごいことをやらなければならないような気がしてしまうかもしれませんね。
 ならば、別の言葉に言い換えてみますね。『ちょっとやる気になってみる』『ちょっとやろうかなと思ってみる』というのはどうでしょう?
 なんだか、簡単にできそうな気がしてきませんか?


 そう、『努力』というのは、実は、だれにでも簡単にできることなんです。そして、それは、どんな『才能』にも勝るものなんです。


 また、あなたには『努力』をしているつもりはなくても、客観的に見ると、「あの子って、すっごい『努力』してるよね」「『努力家』」だよね」ってこともあります。
 そんなとき、あなたは“無意識に『努力』をしている”のであって、それこそ、まさに“『努力できる』という『才能』”にほかならないのです。


 それから、『努力』すること=なんだか恥ずかしいことって意識はありませんか?
 なぜ、恥ずかしいことだと感じてしまうのでしょうか?

 よくありましたよね、学生時代の試験まえの光景(笑)。「勉強した?」「ぜ~んぜん。もうやばいよー」といいつつ、本当は、一生懸命、勉強してきている。


 なぜ隠すのでしょうか? 『努力』したということを。


 それは、『努力』した結果、「努力が報われなかった」ということへの恐れがひとつなのではないでしょうか?


 でもね、大事なのは『結果』ではないんです。『努力』したという、その『過程』なんです。『努力』したという事実なんです。


『努力』したということは、かならず、あなたの糧になります。
それは、テストの点数のように、即座に出る、わかりやすいもの(要は、先述したような所謂『結果』ですね)ではないかもしれません。でも、かならず、「あのとき『努力』してよかった」というときがきます。自分では気付かなくても。かならずくるんです。


 こういったことに主眼を置いていくと、『努力』するということは、決して、恥ずかしいことでも、かっこわるいことでもないことに気付きます。
 そして、先にも述べたように、『努力』は、かならず、あなたの糧になるわけですから、「報われない『努力』はない」のです。


 もう一度、いいます。
『努力』すなわち『ちょっとやる気になってみる』『ちょっとやろうかなと思ってみる』ことは、だれにでもできることなんです。
 また、それは、恥ずかしいことでも、かっこわるいことでもなんでもなく、かならず報われるものなのです。
 そして、『努力』できるということに勝る『才能』はないのです。

【2006/04/08 12:05】 | ココロが疲れたときに


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大川内 麻里が取締役を務める 創藝舎
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#000 タイトルに「#番号」のついている記事についてはこちらをお読みください。

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GW進行

 

 わたしが福岡に療養帰省して、はじめて知り(東京では放映されておらず)、以来「こりゃおもしろい♪」と毎週楽しみにしている番組。

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たかじんのそこまで言って委員会
(勢いあまってDVDマデ入手しちゃった、、、^^;)

 今日の放送で、宮崎哲弥先生が、

「今日、(出演者に)出版界の人が多いから言うけどね、
 出版界ってところにはGW進行っていうものがあって、
 GWまえには、2週間分3週間分の仕事をしなくちゃいけない。
 それはね、印刷所と編集者がGW休みを取るからなんですよ」

 とおっしゃっていて、「ウンウンそうそう(笑)」なーんて笑っちゃいました^^;
(出版関係者のみなさん、今年もおつかれさまです! m(_ _)m)


 ここでいう「編集者」は「版元編集者(出版社勤務の編集者)」ってことだけれど、
「版元編集者が休みのうちに、フリーランスのライターや編集者たち、編集プロダクションが動く」
 というのが、出版界の常……でして。


 わたしは、もともとは版元編集者で、フリーになったあと、いまは編集プロダクションを経営しているわけだけれど、
 でもさ、GW進行でキツイ思いをするのは、外注(フリー、編プロ)だけではなく、版元編集者も印刷所もですよね。


 わたしも版元編集者のころだって、休日出勤もやったし、印刷会社の営業さんをつかまえて無茶をお願い(ゴメンナサイ……)させていただいたことだってあるし。

 また、自分が独立した後のことを言うと、(フリーの先輩諸氏から聞いていたことでもあるけれど)
「休日は、電話応対など、作業を中断させるものがないから、仕事に集中できる」
「平日に遊びに出かけられるってなんて素敵なのー♪ 混雑を避けられるし~」

 っていうメリット(?)もあるんですよね。


……とまぁ話のついでに触れておくけれど、
残業代をカットする以前に、残業をカットするよう努めるべきだ」
 と、わたしは考えています。

 吉越浩一郎前社長による、トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社の「残業禁止」の実施例を強く支持します。


 ところで、番組を見ていて思った。
花田編集長、おやせになったなぁ……」
 毎回思う。
 わたしがはじめてお目にかかったころが、すこしお太りになられていたんだよ、戻っただけだよって言われるから、そうなんだろうけど。

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#007 無理をして強がってしまってはいませんか?

 

「自分は自分以上でも以下でもないのだから、周囲の目を気にして、わざわざ自分以上に見せる努力をする必要はない」
(中略)
 でも、逆に言えば、こういう人は自分に自信がない証拠です。

出典:
 『チャンスを逃がす人 活かす人―自分を変える逆転の仕事術』 西田通弘 著 (かんき出版
 119頁/116-120頁「弱さを隠さない」より
 初版:2003年11月10日

*ホンダ・西田通弘前副社長のサイト
[本の情報を見る][Amazonで購入][西田弘道氏の他のご著書]



 わたしは、中高生のころに、とってもつらい時期をすごしたことがあります。

 でも、そのことを、だれにも打ち明けることができませんでした。そればかりか、たとえ自分がどん底の状況にあったとしても、いつも、ひとの相談には乗っていました。

 なぜか?

 怖かったんです。
 わたし(←むかしもいまも姐御肌とよくいわれる^^;)は『強い人間』で、恵まれていて、底抜けに明るくて……だれもがそう思っている。だれもにそう思われている。
 だから、『違う自分』を見せたら、みんなに嫌われてしまうんじゃないか――『本当の自分』に自信がなかったんですね。

 でも、22歳くらいのころのことかな。ふっと、みんなに『本当の自分』の姿を見てもらおうって思ったんです。不思議な衝動でした。

 そこで、わたしは、WEBサイトを立ち上げ、『本当の自分のこと』を書きました。そして、友だちたちにURLを送ってみたのです。

 そしたら、どうなったと思いますか?

「麻里のこと、なんにも知らなかった……」そういって、泣きながら電話をしてきてくれる友だちがいたのです。
「おまえ、俺らとは違う世界の人間だって思っていたけど、実はいっしょだったんだな」って、メールしてきてくれる友だちがいたのです。
「これ、だれにも話ししたことないんだけれど、わたしも、実はね……」と、『本当の自分』のことを告白してくれる友だちがいたのです。

 共感してくれるひとがいた、わたしなんかのために泣いてくれるひとがいた、自分こそ友だちの素顔を知らなかった。
 わたしのなかで、なにかがふっきれました。

 以来、わたしは、弱みを含めたありのままのわたしでいられるようになりました(もちろん、時と場合によりますが)。

 そうすると、どうなったでしょう?

 そういったところを、かえって、わたしの『人間的魅力』として、好いてくれるひとたちが出てきたのです。

 そんなひとたちは、積極的に、わたしを支えてくれます。協力してくれます。困ったときは力になってくれます。

 そして、そんなひとたちに囲まれていることを、わたしは日々「ありがとうございます」と感謝しています。本当に恵まれていることだと思います。
 そして、そんなみんなに対して、逆に、わたしにできることがあれば、なんでもさせていただきたいと、常に考えています。

 自分に自信がないことは、わるいことではありません。謙虚さなど、ひととして大切なことを生む源ともなりうるのですから。

 等身大の自分をさらけ出すこと、ありのままの自分でいること、肩の力を抜くこと。とっても難しくて、勇気のいることだけれど、そうすることによって、あなたが得られることは、とても大きなものです。

 ひとは、ひとりでは生きていけないのですから。

 自分に素直に生きてみませんか?

【2006/04/07 18:32】 | なんとなく疲れたときに




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#000 タイトルに「#番号」のついている記事についてはこちらをお読みください。

 

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#数字 の 記事について【お知らせ】

 タイトルのあたまに「#数字」のついた記事についてお知らせします。

 このたび、わたしの別のところで書いていたブログ「大川内 麻里の“人生がより心豊かになる”コトバ 1日1文」と、
いまご覧いただいている、このブログ「フリーターから起業した女性経営者の“心豊かに生きる”ブログ by OkawauchiMari.net(旧タイトル:元フリーター編集者の出版日記、フリーターから起業した女性経営者が考える「働く・人・社会」)」とを統合することにしました。


#数字の記事の趣旨
大川内 麻里の“人生がより心豊かになる”コトバ 1日1文」とは、
わたし(大川内麻里)が、日々膨大に読む読み物や、人から見聞きする言葉、出会ってきた素敵な言葉たちのなかから

“あなたの人生が、より心豊かなものになる”コトバ
 をご紹介し、
+わたしのちょっとしたコラムを綴っていく

 というブログでした。

あなたの毎日に、“ちょっとした豊かさ”をプラスできるようなコトバたちを、お届けしたい」というのがコンセプト。
 わたし自身、心の豊かさを追求しながら綴ってきたもので、いただいたコメントから、たくさんの学びや喜び、幸せをいただいてきました。
 わたしのモノの見方、考え方がもっとも顕著に現れるブログでもありました。
 おかげさまでご好評もいただいてまいりました。

 そんな1日1文を、これからはこちらのブログで配信していこうと考えています。
 もちろん、これまでこのブログで書いてきたようなテーマの記事も続けていきます

 ただ、1日1文については、タイトルのはじめに「#数字」をつけることで区別することにしました。


#001~099はバックナンバー
 この統合にあたって、2006年4月~1年間に書いてきた過去記事を、すこしずつこちらに移行していきます。

 タイトルに#数字のついた記事のうち、#001~099は、その移行した過去記事、つまりバックナンバーです。

 もともとのこのブログで書いてきたテーマと共通するテーマも多いので、楽しんでいただけるとうれしいです。


#100~は新しい記事(新しい1日1文)
 バックナンバーを移行していくだけではなく、これから新しい1日1文もお届けしていきます。

 今後、書いていく新しい1日1文は、#100からはじめます。

 つまり、タイトルのはじめの番号が、#100以降のものは新記事となります。


1日1文だけをご覧になりたい場合
 1日1文だけをご覧になりたい場合には、サイドバーのカテゴリから「■心豊かに生きるための1日1文」をクリックしてください。(でも、たぶんすごい見づらい……(~~;)



 わたし自身、まだまだ発展途上で、日々修練の身でありながら、こういったコンセプトの記事(1日1文)を書かせていただくのは恐縮なのですが、未熟であるからこそ、アンテナに引っかかる言葉、お伝えできる言葉があるのでは、という気持ちで綴っております。

 先にも述べたように、わたし自身学びながら、と申しますか、わたし自身の学びの場として、このブログがあります。

 その研鑽の場を、だれかと共有することができたらあなたと共有することができたら――チョット素敵だなって思いませんか?^^

 1日1文は、わたしからあなたへの「毎日の暮らしのなかにある、ほんのちょっとの幸せ、シェアしませんか?^^」というご提案でもあるのです。

 プチバラシをしちゃいますと、わたしのブログのなかでも、特に1日1文において、断定形の文体を使っているのは、ある意図あってのことです。^^ゝ


 この統合によって、単純にこのブログの更新頻度は、以前よりも増えることとなると思います^^
(……って、企業合併の記者会見みたい^^;)
 そんなわけで、みなみなさま、今後とも当ブログ・大川内麻里をよろしくお願いします!


なお、著作権法を遵守し、引用は、著作権法の規定するところを逸脱することはございません。
引用について、著作者さまの不利益となるような悪意あるご紹介の仕方は一切いたしません。



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出版関係者・志望者のみなさんにオススメします!

 いま売りの「日経ビジネスAssocie」に、

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出版界、こと雑誌業界の雄、岸田一郎社長のロングインタビューが掲載されています。


 岸田一郎社長とは、かのLEON」「NIKITA」の創刊編集長です。

 KI&Company社を興され、先日、年収2000万以上の超富裕層にターゲットを絞った新雑誌「zino」を創刊されました。


 発行部数が多くなければ広告は入らない、発行部数と広告収入は比例する、と思われてきた雑誌ビジネスにおいて、「LEON」10万部未満・「NIKITA」5万部未満という、決して多いというわけではない発行部数で、その広告収入は年間20億1号あたり5億というときもある。(

 そして、「LEON」「NIKITA」が「ちょいワル」「ちょいモテ」といったキャッチコピーをもってつくりあげてきた世界観は、もはやひとつのカルチャーとして社会に定着している。


 そんな辣腕を振るってこられた岸田一郎社長。
「日経ビジネスAssocie」今号のインタビューは、現存の出版ビジネス・雑誌ビジネスに一石を投じる内容で、とても刺激になりました。

 出版関係者のみなさん、必読です!!
 志願者の方々もお読みになられてみては?


出版界はおかしな世界だ
利益追求に貪欲な人間がいない
だから不況から抜け出せない

     ――岸田一郎・インタビューより抜粋


岸田一郎社長のブログ:「キ・シ・ダ・イ・ズ・ム
岸田一郎社長のご著書:「LEONの秘密と舞台裏 カリスマ編集長が明かす「成功する雑誌の作り方」
雑誌「zino」と連動したWEBマガジン:「@zino

ご参考までに・・・雑誌の発行部数を知りたい方は「社団法人 日本雑誌協会」のサイトにデータがあります。


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書籍「やりなおしたい30歳以上のための就職読本」詳細

 先日、ご紹介した書籍「やりなおしたい30歳以上のための就職読本~データとブログでシゴトがわかる!」【Amazonで購入】ですが、より詳しい内容を目次から抜粋しました。
 ご参考になれば幸いです。

 なお、ページにどのような情報が盛り込まれているかなどは、「書籍「やりなおしたい30歳以上のための就職読本」に掲載されています & 「編集者という病い」」に書きましたので、そちらをあわせてご覧ください。


第一章 就職と転職の基礎知識

第二章 30歳以上OK! やりなおしたい人のための就職カタログ

[頭脳・技術系]
●アニメーター ●ゲーム制作 ●コピーライター ●漫画家アシスタント ●図書館司書 ●経理 ●デザイナー(グラフィック・エディトリアル) ●CADオペレーター ●CTPオペレーター ●DTPオペレーター ●インテリアプランナー ●カラーコーディネーター ●プログラマー ●記者(新聞社・通信社) ●記者(専門誌・紙) ●塾講師 ●秘書 ●編集者(出版社・雑誌) ●編集者(出版社・書籍) ●編集者(編集プロダクション) ●システムエンジニア(SE) ●WEBデザイナー ●ライター・小説家 ●大学教員

[頭脳・事務系]
●銀行・信用金庫 ●消費者金融 ●営業(広告代理店) ●受付 ●人事 ●一般事務 ●医療事務 ●経理事務 ●総務 ●テレフォンアポインター ●営業(不動産)

[肉体・技術系]
●カメラマン(ブライダル) ●カメラマン(広告・雑誌) ●撮影スタジオアシスタント ●鳶・大工 ●自動車教習所指導員 ●スタイリスト ●ツアーコンダクター ●ファーストフード店店長 ●フラワーコーディネーター ●保育士 ●パティシエ ●パン職人 ●司会 ●寿司職人 ●バーテンダー ●運転手(タクシー・ハイヤー) ●運転手(専属) ●興信所・私立探偵 ●葬儀社スタッフ ●調理師 ●販売(衣料)

[肉体・労働系]
●テレビ番組制作AD ●印刷機オペレーター ●ウェイター・ウェイトレス ●パチンコホール店長・スタッフ ●電気・通信工事スタッフ ●配送(一般) ●配送(ルート) ●販売(食品) ●営業(メーカー・新規開拓) ●宅配業 ●ホームヘルパー ●営業(メーカー・ルート) ●営業(戸別訪問) ●介護スタッフ ●介護助手 ●回転寿司職人 ●警備員 ●新聞集配所職員 ●清掃 ●製造業 ●道路工事監督者・作業者

第三章 公務員はオススメ! 30歳過ぎても採用はある

第四章 あると断然有利な、就職できる資格
●マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(旧MOUS) ●フォークリフト運転免許 ●ホームヘルパー ●交通誘導警備 ●食品衛生管理者 ●ケアワーカー(介護福祉士) ●建築士 ●宅地建物取引主任者 ●美容師 ●普通自動車運転免許 ●簿記 ●歯科衛生士 ●ケアマネージャー ●栄養士 ●大型二輪運転免許

[付録]
Age 30over就職・転職Q&A
就職に役立つホームページ一覧
公務員採用公式ホームページ一覧
就職に役立つ雑誌一覧
就職用語の基礎知識

【関連記事】
書籍「やりなおしたい30歳以上のための就職読本」に掲載されています & 「編集者という病い」

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転職成功物語―24歳当時の大川内麻里をインタビューしていただいた記事です(雑誌「編集会議」&書籍「出版界就職ガイド」掲載)

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 2002年の夏だから、いまからかれこれ5年ほどまえ。
 当時、わたしは24歳
 リクルートグループの制作会社・リクルートコンピュータパブリシング(現リクルートメディアコミュニケーションズ)「ケイコとマナブ」などスクール情報誌制作ディレクターから、宝島社編集者として転職して間もないころでした。

 そんなころ、「転職編集者に訊く! 転職成功物語」という企画で、雑誌「編集会議」からインタビューを受けて掲載されました。(さらに「出版界就職ガイド」にも載りました)

 久々に、その記事を懐かしく読みました。
 あおくさいところもあるけれど、それも含めて、こうしてたまに自分の軌跡を振り返ることって大事だなって思います。

 これから出版業界を目指す方々や転職を考えていらっしゃる方へ、お役に立てる部分がすこしでもあればと掲載させていただくことにしました。

情報は2002年当時のものです。

***************************************

繰り返し長く読まれる
本を作りたい
制作とは違う編集の面白さ


株式会社宝島社 大川内麻里さん

0702b_027_1  短大を卒業後、リクルートコンピュータパブリシング(現リクルートメディアコミュニケーションズ)に、『ケイコとマナブ』『仕事の教室』などスクール情報誌の制作ディレクターとして一年ほど勤めていました。仕事の内容はモノクロのコマで広告が並ぶような誌面なのですが、その広告のディレクション――デザイン、DTP制作、コピーライティングなど――です。会社そのものが出版業界とし広告業界の中間のような位置づけにあったのですが、やはりDTPなどの技術的なことを身につけたかったというのと、お客さんが持っているコンセプトをどうやって形にしていくのかといった、広告的なビジュアル面を学びたかったんです。

 そのときの面接では、矢野経済研究所でのアルバイト経験や、学生時代に専攻していた心理学をどう仕事に結びつけるのかを考えてアピールしました。例えば、『ケイコとマナブ』は二十代の働く女性向けの本だし、『仕事の教室』は三十代、四十代の男性向けとターゲットが分かれています。同じスクールさんでも、両誌で男性向け、女性向けと、見せ方に違いをつけていかなければならない。

 そこで、女性は男性よりも口コミ情報などに弱く、男性は女性よりも理詰めの説明に心が動かされるなど、心理学が応用できるんです。そういう面では、実際に仕事の上でも役立ちましたね。

 でも、情報誌というのは、読み終えた後、何度も再読されるという性質のものではありませんよね。一年ほど勤めていたんですが、繰り返し読まれ、長く愛される本を作りたいという思いが強くなり、転職することにしました。0702bimgp1345

 宝島社は、パソコン関連のムックの求人で応募したんですが、パソコンに関する知識など も、幅広く身につけられると思って。宝島社は何よりも、その企画力に魅力を感じました。出版点数も多いし、様々な可能性を展開できそうな気がしたんです。

 前の社での作品を持参して、DTPの技術や編集スキルを見てもらいました。DTPは前の社に入社するまでまったく経験がなかったのですが、仕事から学んでいきましたね。作品は、お客さんの描いたラフに基づいて作ったものから、アピールしたいコンセプトなど、漠然としたイメージから作っていったものまで見てもらって。DTPの場合は口で言うよりも、作品を見てもらうのがいちばんですから。

 宝島社では、いろいろな人と出会えてコミュニケーションできるし、本当に楽しいです。編集の仕事は、自分たちひとりひとりの意見が誌面に反映されるところに、制作とは違う面白さがあります。

 今後の課題は、様々な分野での知識を広げ、企画力をつけること。将来的には取材や原稿のライティングもやりたいですね。

おおかわうちまり 心理学を専攻。リクルートコンピュータパブリシング(現リクルートメディアコミュニケーションズ)制作ディレクターを経て、2002年6月に宝島社へ入社。ムックを担当。制作から編集までを経験している。

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 NGショットも含め、写真も最近いただいたので、それも♪ 24歳のわたし……若い?!(笑)
 ていうか、インタビューショットとしてイタダケナイ写り方だな~^^; いまはインタビュー経験も積んだので(自分がするほうもね)、ぜったいにこんな写り方はしません、、身振り手振りつけたり工夫します^^;

 24歳のおおかわうちまりさん。課題はクリアしてますよ!^^
 また新たな課題へ、また次へと、挑戦は続くのであーります!

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歯科医兄妹・遺体切断事件に見る「後継者」問題と、夢を追うことのできる「自由」

 東京都渋谷区の歯科医宅で長女の短大生の切断遺体が見つかった事件で、次兄の予備校生、武藤勇貴容疑者=死体損壊容疑で逮捕=が「歯科医になるのは人のまねだ、と言われ怒りが爆発した」と供述していることが新たにわかりました。すでに公表されてはいますが、被害者の実名を伏せるのはわたしの信念です)

 被害者と加害者のあいだになにがあったのか、事実を知るのは加害者しかいないわけで、ここでは供述の真偽は置いておくとして……。


 この供述を聞いて、ふと思い起こしたことがあります。

 USEN代表取締役社長、宇野康秀さんが、以前にインタビューでおっしゃっていたことです。
 宇野社長は、ご経歴を見ればわかるとおり、USEN創業者の次男。
 といっても、大学卒業後にそのままストレートにあとを継いだのではなく、リクルートコスモス(現コスモスイニシア)に1年在籍したのち、25歳でインテリジェンス(人材派遣業)を興し、代表取締役に就任、といった経歴をたどっています。

 そんな宇野社長。自らの子ども時代を振り返ってこう語っていらっしゃいます。
*****************************
 大阪有線がどんな仕事なのかをはっきり認識したのは、たぶん小学校1年生か2年生くらいですかね。母親と一緒に“有線放送大賞”に行って、それで「あぁ、有線ってこういうことやってるんだぁ」って思ったのを覚えています。

* * *

 まぁ、例え中学生でも子供ながらに親の後を継ぐのか継がないのかとか、そんなことは意識しはじめますよね。
 親が会社をやっていて、自分は次男で、自分はどうするんだろうということは考えていました。
 ただ自分は二代目の経営者として後を継ぐとか、そういう選択をしたくないっていうのが強かったものですから。じゃあ自分で独立して自分で事業家にならなきゃいけないな、と思ったんでしょうね。

* * *

 親はどうなれとかそういうのは一切言いませんでしたね。
 ただ周りが子供に対して言うじゃないですか。「大きくなったら、お父さんの会社に入って一緒に頑張んなきゃね」とか「いずれは社長よね」みたいな(笑)。
 そんなことを言われるのがすごい嫌で。それに対する反骨心みたいなものが強かったのかもしれないです。
*****************************

 これを聞いたときに、「あ、わかる」と思ったんです(おこがましくも、、、)

 なにがわかるのかというと、わたしの父も経営者なんです。父の兄弟で会社を興していて。
 で、ウチは二人姉弟で、わたしが長女、5歳下の弟が長男なんですね。

 わたしは、まえ別のブログでも書いているけれど、
「この父の娘として生まれていなかったら、わたしはいまの生き方を選んでいなかっただろう」と思っています。
 いまの生き方というのは、フリーランスとして独立したのち、会社を興こす、経営するという生き方
 世でいうところの「雇われない生き方」というやつだろうけれど、これに対してはわたしは「独立も起業も単なる手段であって目的ではない」という考え方なので、抵抗があるというか一言二言あるわけですが、まぁそれは別の機会に……ということで。

 ただ、その目的を果たすための手段として、「独立・起業」という選択肢が、おそらくまわりのひとたちよりも、すんなりと、割と自然なこととして自分のなかにあったようには思っているんですね。

 わたしも子どものころ、父の仕事場に連れて行ってもらうことがあったし、建設業という仕事柄、父の手がけた仕事、その結果を「建設物」という目に見えるかたちで見ることもできて。
 親にそんな意識はなかっただろうけれど、こうして幼いころに父の働く姿、仕事を見せてもらえたのは、わたしという人間の職業意識を成長させるのに、大きく貢献(笑)してくれたと思います。


 ウチも宇野社長のところとおなじく、親はあとを継げとか継ぐなとか、そういったことを云々言うひとではありませんでした。
 ただ、これまた宇野社長とおなじく、まわりの大人たちは「大きくなったらお父さんの会社で云々」「次期○長云々」みたいなことを言ってくるわけですよね、わたしにも弟にも。友だちにも言われてたし、子どもだからね(笑)

 それがいやで宇野社長は「反骨の精神があった」「そのまま親のあとを継ぐという選択をしたくなかった」と語っています。
 また「次男の自分はどうするんだろう」という思いが漠然とあったとも。

 このあたりがキーなんだけれども、わたしも「親の七光り呼ばわりはされたくない!」って中学生ごろに漠然と思っていたし、「父には絶対に勝てない」という偉大な父への畏怖にも似た念があったから、「父とは違う土俵で勝負する」って思いが強くなっていったんですね。
(結果、その土俵が、本を書くこと、出版することになるわけだけれども)


 あとね、正直な話、「自分は女の子だからな」ってあきらめにも似た思いがあったんです。
 建設業だし、父の会社に仮に入らせてもらうことがあったとしても、女性である自分にやれることには限界があるのでは? と。
 だから、もしあとをつぐということがあるのならば、候補者はわたしではなく、男の子である弟だと。自分のなかで、勝手に結論づけた。

 そのあきらめの気持ちが、実は、とってもラッキーなことだったんですよ。

「あきらめ」という“仮面”を借りて、わたしは「自由」を手にした。


 後継者候補から自分を勝手にはずす「自由」。
 自分の好きなことを見つけて。
 自分のやりたいことを見つけて。
 夢に向かってまい進する「自由」。


 ここで、冒頭の歯科医師宅の兄妹の殺害・遺体損壊事件に戻って考えてみましょう。

(女の子である)妹=被害者には、その自由があった自由を手にした(おそらく「自分の力で手にしたのだ」という自負が強くあったのでは?)。
 家業の後継者候補から自分をはずす自由。自分の好きなことを見つける自由。やりたいことを見つける自由。夢に向かってまい進する自由。

 一方、加害者となった次男。宇野社長も「次男の自分はどうするんだろう」と漠然と中学生のころに思ったというけれど、次男という立場は、やはり後継云々という問題においては「自分はどうなるんだろう、どうすればいいのだろう」といった迷いや葛藤に、すくなからず駆られざるをえない立場にあると思うのです。
 実際にこの加害者の兄である長男は、順調に歯科医=あとを継ぐ方向に向かっていたのだし、なおさらでしょう。(次男は母方の歯科を継ごうとしていたとか)


 親が口にしなくても、子どもって、「後継ぎ」ということについて、自ら幼いころから、なんとなくではあるけれど、子どもなりに考えているものなんですよね。

 被害者は、たまたまそこから自由になれただけ。女の子に生まれたという、偶発的なラッキーもあったけれど、彼女自身の力でもある。彼女自身が好きなことを見つけて、それにまい進した。ラッキー・彼女の力、いずれもそれだけではない。

 一方、加害者は、迷いのなかからも、そこを目指すことに決めた。拘束されていたとまではいわないが、自分で見えない拘束縄で縛っていた・縛られていたのではないかなとは思う。

「歯科医になることが人まねだ」と被害者である妹に言われたのが事実か否かは定かではありませんが、すくなくとも供述で加害者がそう述べたということは、仮に言われていなかったとしても、そう思われているようにかんじていたなど、とにかく、その言葉が、彼にとっての触れられたくない「NGワード」であったということはうかがえるでしょう。

「NGワード」はコンプレックスを示唆するものです。
「人まね」=親の七光り、兄のフォロアー、というようなところは、次男である加害者の一番触れられたくない部分でしょう。


 とはいえ、わたしは加害者を擁護するわけでもありません。
 この事件はさまざまな観点から考察でき、社会的な意味があるものです。
 そのひとつの観点として、後継者とそこから自由になることという点から考えてみました。
 経営者の娘として。また、子をもつ経営者として。


この文は、一般的に女の子よりも男の子のほう、こと長男が家を継いでいく、という現代日本の風潮に倣って書いただけです。わたし個人は、男系後継をよしとは決して思っているわけではありません)

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ウォークマンさる大往生(本をつくらせていただいたことあります)

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 ウォークマンのおさるさんこと初代チョロ松くん、亡くなっちゃいましたね……。

 なぜこの話題をこのブログで取り上げたかというと、実はチョロ松くんの調教師である村﨑五郎さんと師弟関係にある、村﨑太郎さんのご著書の編集をお手伝いさせていただいたことがあるんです。そのご縁で取り上げました。

ありがとう! 次郎」(ダイヤモンド社

 さるまわしの村﨑太郎さんが、二代目次郎くんと歩んだ14年間の軌跡を追ったもので、次郎さんの目線から書かれている本です。かわいい写真も満載!
 動物と人間という枠を越えた、親子関係にも似たコンビの心のふれあいを描いた笑いあり、涙ありの一冊です。
 小学校高学年から読めます。

 次郎くんの死の場面の描写では、わたしも編集しながら、村﨑さんのお話をうかがいながら、思わず目頭が熱くなってしまったほど、、、

 だから、今回のチョロ松くんの死も……なんだか……村﨑五郎さんのご心中を思うとね……。

 日本中のお茶の間に、ほんわかとした笑顔を広げさせてくれた、ウォークマンのCM。チョロ松くん。安らかにおやすみください。


 そーいえばこの本つくったのって、出版社常勤をやめて、まだいまの会社も興すまえ。フリーランスになったばかりの駆け出しの駆け出しのころだわ、、
 ここまでこれたのも、ひとえに、わたしを信頼してお任せくださったり、つらいときにご支援くださったり、支えてくださった、見守ってきてくださった、みなさまのおかげ……としみじみ。
 ご縁をいただきましたみなさまに、いつもいつも感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!!

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働く幸せ(1) 菊地成孔さんインタビュー「好きなことを仕事にするということ」

 

 最近よく反芻する言葉があります。
 かつて仕事でインタビューをさせていただいた、ジャズミュージシャン・菊地成孔さんのお言葉です。ニート問題などにも積極的に発言されてきた方です。

 若手ビジネスパーソンへ向けて「好きなことを仕事にするということとは?」をテーマにお話いただきました。

 以下、その原稿を掲載します。
・雑誌『COBS』――いい仕事といい人生を楽しみたいと願う20代のアッパークラスビジネスマンのための情報誌(毎日コミュニケーションズ)に寄稿させていただきました
※原稿は2005年10月時点のものです


**********************<以下、原稿>***

 音楽家、著述家、音楽講師という三つの顔をもつ菊地成孔。

 ジャズサックス奏者としての活動を中心に、DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENなど複数のプロジェクトでの活動に加えて、UA、カヒミ・カリィなどさまざまなアーティストの作品にも参加。自身のソロアルバムとしては「南米のエリザベステイラー」が最新作。
 また「ペンギン音楽大学」を主宰するほか、アテネ・フランセ経営の「映画美学校・音楽美学講座」の理論科主任講師を務める。
 また文筆家としても活動。近著に「CDは株券ではない」(ぴあ刊)。

 その一方で、現代社会に内包されているニート問題についてなどにも、メディアを通して、積極的に発言。

 音楽家、著述家、音楽講師――三つの顔に共通するのは、すべて菊地が「好きでやっている仕事」であるということ。そんな菊地に好きなことを仕事にするとはどういうことなのか、若手ビジネスパーソンへ向けて語ってもらった。

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はじめて音楽に触れ
そして仕事にするまで

 菊地の音楽の原点は、当初からジャズに……と思いきや、実はクラシックにあったという。小学校6年生から高校生までファゴットを演奏。
 しかし、高校生のときにジャズに傾倒していく。
 そして手にした楽器がサックス。いまの菊地を語る上で、大きなファクターとなる楽器との出合いだ。

 やがて音楽学校在籍中に「フィフツ・ディメンション」というプロミュージシャングループのサックスパートの欠員募集に応募。
 そして、1984年に横須賀米軍ベースの「フィフツ・ディメンション」公演で、遂にサックス奏者としてプロ・デビュー。菊地、21歳のときのことだった。

 そのときの菊地の日当は1万5000円。時は80年代、バブル期の最中にあった当時にして、それは決して高い収入源とは言いにくいものだった。

 しかし、それでも「はじめて、音楽という好きなことで、お金をもらえた」という事実は、菊地にとって、何ものにも代えがたいものだった。「音楽=自分の仕事」という自覚は、自然、菊地に音楽のプロフェッショナルとしての意識を芽生えさせる。

 当時はアイドルが1枚シングルを出せば、全国ツアーをやっていた時代。そのバックバンドなどの仕事が舞い込む。やがてソングライトやプロデュースなどに携わる一方、山下洋輔グループやグラウンド・ゼロ、ティポグラフィカなどに参加。89年以降、多数のヨーロッパ公演を経験。現在はDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENとSPANK HAPPYなどのバンドを主宰する傍ら、UA、カヒミ・カリィなどの作品にも参加している。



いまの仕事を好きになる
逆転の発想術!

「仕事中毒」と称されるほど、精力的な活動を展開する菊地。しかし、彼自身は「自分=仕事中毒」という図式にいまいちピンとこないという。

 なぜなら、客観的事実をもって「仕事」と呼ばれることでも、彼のなかでは、それは好きでやっていること、好きですごしている時間であるため、主観的には「仕事」という感覚ではないのだという。

 そればかりか、なかには
「“仕事”であっても、自分にとっては“休息”“安らぎ”であることすらあるんだよね」

 誰もが一度は憧れを抱きながらも、多くの人々が現実に打ちのめされてあきらめていく「好きなことを仕事にすること」。菊地は、それを手にした最たる例。だからこそ「仕事」という感覚が希薄で、そこに安らぎすら見出すことができる。だが、それと同時に――
「地獄でもありますよね、好きなことを仕事にするというのは……」とこぼす。

 実は菊地自身、成功しすぎるあまり、不安神経症になってしまったことがあるという。次々と目標をクリアしていくばかりに、ついには目指すべき目標がなくなってしまい、心が病に侵されてしまったというのだ。
「地獄のような苦しみだった。死にたいんじゃなくて、自殺してしまうかもしれないという恐怖で眠れなかった。楽をして成功したら、それなりのツケは、必ずまわってくるってことだね。これが好きなことをして成功した人が背負わざるをえない大きなリスクだよね」

 好きなことを仕事にすることに成功したひとつのモデルとして、菊地の成功までの道程を掲げるとすれば、一億人のなかから選ばれた天分に恵まれた人間だと言っても過言ではないだろう。そういった一握りの人しか手にすることができない可能性に恵まれ、才能を発揮した結果ゆえの成功だと言える。しかし、そこには菊地が自身の不安神経症の経験を例示するように、その恵まれた天分ゆえの苦しみやリスクがあるのも事実。

 また成功のもうひとつのモデルとして、努力や我慢をしながら、必死に頑張りに頑張って、その末に、やっと好きな仕事を手に入れたという人もいるだろう。実はこちらの方がより現実的な成功法であるにもかかわらず、ライブドアの堀江貴文氏や楽天の三木谷浩史氏など、日本社会のビジネスにおける成功者たちが世のなかに躍り出るにつけ、そういった成功の背景にある、コツコツと積み重ねてきた努力や我慢、失敗しては這い上がってきたなどといった苦労などに焦点が当てられず、一般のビジネスパーソンからは見えにくくなってきているのも事実だ。

 いま、あなたは好きなことを仕事にしているだろうか?
 答えはおそらく「NO」、もしくは自分でも曖昧模糊としている人が大多数だろう。

 そんなあなたたちへ菊地は、こう提言する――
「“好きなことを仕事にしよう”とするから、苦しみや地獄がそこに存在するわけで、そうではなく、“仕事にしたことを好きになる”という方法もあるのではないか?」

 仕事をしていく上で、どんな局面であれ、必ず達成感や喜びを感じられるところはあるはずだ。
「そういった発想の転換をした方が、どんな人にとっても、仕事への充足感や幸福感へと繋がりやすいのではないかと思いますね」


社会人としての可能性や
使命感を活かそう!

 菊地が仕事をする上で社会に対して譲れないものとは?
「何かを発信していかなければという、ある種の使命感ですよね」
 COBS読者のように、意識の高いビジネスパーソンならば、仕事にこういった強い使命感を抱いている人も多いだろう。

 また菊地は自らのこれまでを振り返り、こう話す。
「やりたい仕事で稼ぎはじめたころとバブルが崩壊したのがちょうどおなじ時期で。バブルのときは、本当にいい加減で好き放題やって、それでも仕事が入ってくる。そんなときが一生続くわけなんかないよね。気付いたら、収入は半分以上に激減していたけど、やりがいは10倍くらいになっていたんだ」

 これは、お金がかならずしも仕事のやりがいと直結するわけではないという菊地の仕事観を表していると言えるだろう。そして不景気下での仕事にやりがいを強く感じていたという姿は、現代のビジネスパーソンの姿そのものとリンクし、そこにある可能性を示唆する。

 ひところの日本社会では「リセット願望」が流行った。「リセットすれば、自分が変わる。すべてがうまくいく」という幻想に基づいた願望だ。転職願望なども、そのひとつと言えよう。そういった若い層の姿をもって、菊地はこう語る。

「彼らにとっては、人生=博打なんでしょうね。もちろん、そういった側面も必要なんだけれど、コツコツ積み重ねていくことも絶対に必要」 そして、菊地の目に映るそんな若年層の姿に警鐘を鳴らす。
「最近は博打的な成功を望む若い連中が多すぎる。それってかなりリスキーなことだよ。だって博打だけで人生うまくいくわけなんかないじゃない」
 と強調する。

 菊地の仕事観と生き様は、われわれに「好きなことを仕事にすること」の本質――成功と表裏一体をなすものとして苦しみや痛みが存在することを明示。そして、いまの仕事を好きになることの大切さや、より現実的な07bimgp1179成功法、若手ビジネスパーソンに秘められた可能性を見せてくれる。

Interview&Words:(C)Mari Okawauchi,Sougeisha,
**********************

写真は菊地さんに「いいですね♪」と褒められたリング&チョーカー。いつもお世話いただいているブランド、MICATEさんのDesign&Create。ありがとうです~!*^^*07bimgp1181_1(撮影環境がよろしくなく、写真では魅力を存分に表現しきれていませんね、、涙)







07kikuchi

◆菊地成孔official web site PELISSE
◇菊地成孔プロフィール
新作
CD & DVD
著書
作品(著書・CD・DVD)

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「転職」「独立」「昇進」どーすんの?!

 世相というか、現代の20~30代の若手ビジネスパーソンの仕事人生を表す、象徴的なCMを目にしました。

 ライフカードコチラのCM。ごらんになられた方も多いのではないでしょうか?^^
オダギリジョー扮するビジネスパーソン
「平凡な毎日に青天の霹靂!」
ヘッドハンターに『転職』をもちかけられる
旧友からベンチャービジネスで『独立』しないかという誘い
でもいまいる会社でも上司から『昇進』の話
「人生最大の転機の予感!」
3択に迷う迷う。どーすんのおれ!?

……というもの。

 まず「転職」「独立」「昇進」、この3つの並び。
 この順番は、それぞれの魅力の度合い実現性の高さとをかけあわせた結果を表しているのでしょう。

 ここでいう“魅力”というのは
ビジネスパーソンとしての飛躍
自己実現
(給与も含め)社会的ステイタスの向上

などといったものに主眼を置いています。

 一言で言うと「自分が変わる」んです。「違う自分」に、もっと上(とあえて表現しますが)の自分になれる」んですね。

 昨今、これを望んでいるビジネスパーソンが非常に多い。
 自分のいまいる場所に違和感をかんじている、もっといえばいまの自分に違和感をかんじているひとが多いんですね。
 そして「もっと○○な場所がある“はず”だ」「もっと○○な自分になれる“はず”だ」と。

 それがいいとかわるいとかではありません。

 不安をひた隠しにしているひと、自分が不安に駆られていることに気付いていないひともいっぱいいるだろうなって思うんです。

 それから、このCMでは、「転職」「独立」「昇進」、この3つのチャンスが、ヘッドハンティングなど、すべて第三者によってもたらされるんですね。これっておもしろい画だと思いませんか?^^

こちらのブログもよろしくね♪的な、ね(笑)。テーマ別に4ブログ運営中です。

大川内 麻里の“人生がより心豊かになる”コトバ 1日1文
SEX-Therapy【セックスセラピー】 by 大川内 麻里
フリーターから起業した女性経営者、パニック障害になる。+鬱病・PTSD by 大川内 麻里

各ブログの概要はコチラをクリック! ←更新情報(最新記事)は左側バーにあります
もし、ご興味をお持ちいただける記事がございましたら、どーぞどぞです♪^^

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起業とは(1)――『起業家』『社長』『経営者』『会社役員』なんて“職業”はありません!

 ちっとばかり、お久しぶりになってしまいました。みなさん、お元気ですか?

 えと、実は個人的な事情がありまして……というのは、長らく患っておりますパニック障害/鬱病/パニック障害による二次性鬱病/PTSD(心的外傷後ストレス障害)の悪化、および、子どものころに多少はあったアトピー性皮膚炎、アレルギー体質ではあったものの、ほとんど完治していたのですが、急な併発(昨年の暮れから、2度も入院することになったほど、かなりのひどい状態で)により、郷里の福岡に帰省し、治療に専念しておりまして。

 で、ネット環境はないわけではないのですが、壊滅的というか、ほぼないに等しいようなものでしかなく^^;

 でも、不在中も見に来てくださっている方もいらしたようで、うれしいです! 本当に、ありがとうございます*^^*

 書きたいことは、山ほどたまっているんですけどね~……景気回復のカラクリ、フリーターの現状、ニートに関する事件もあったし、そのあたりの考察、20代後半の就職氷河期といわれた世代のフリーターからの再起問題でしょ、あと時期柄、就職・求人についての情報など、安易な起業推奨/起業ブームの罠、少子化問題・要保護児童問題(あ、これは★SEX-Therapy【セックスセラピー】 presented by Mari Okawauchi★の方に書くかも)、格差社会だの下流だの……って、あ~挙げはじめたらキリがない! これから書いていきますので、よろしくお願いしますね^^
 あ、コメントなんぞ残してくださると、喜びますよ、喜んで、どんどん書いちゃいます(笑)

 あ、あと★大川内 麻里の“人生がより心豊かになる”コトバ 1日1文★の方には、趣旨が毎日更新ということになっていますので、基本的に、一応は、毎日います。いる、つもりです。いる、ふりをしています。(日付ずらして、まとめてアップしているときもあるけど^^;)そちらにも、会いにきてくださいね♪

 

左バーの『最近の記事』の下に、更新情報として、『全4ブログの最新記事』というのをつくりました。よろしければ、ご覧になってみて、もし、ご興味のある記事がおありでしたら、ぜひいらしてくださいね♪他ブログへのリンクは、当ブログ上部のタイトル下に貼っています。

 そんなこんなですが、本題。さてはて、今日のお題はなんにしましょ。前回、「企業とはなにか、社長とはなにか」をテーマに書いて、そのなかでちらりと「所謂『起業家』に、その傾向が強い」ことに触れたので……って、いま見たら触れてないじゃん!^^; ……ってなお粗末な次第で恐縮ですが、そうですね、今日は、『起業家』について、お話しようと思います。

 さて、よく『起業家』と名乗るひとがいますが、断言します。そんな“職業”はありません! 繰り返します。『起業家』なんて“職業”はありません! それは、単なる“肩書き”にすぎないもの。『社長』『経営者』『会社役員』なども同様です。
 『フリーター』『学生』『会社員』『ニート』『主婦』などなどと同格に語られるべき“肩書き”です。“肩書き”でしょ? あくまでも“肩書き”。『フリーター』『学生』『会社員』『ニート』『主婦』などという“肩書き”と、どこが違うんですか?

 わたしは、間違っても、自分のことを『起業家』だなどと思ったことは、一度もありません。わたしが、自分に対してこの言葉を使う場合には、『大川内麻里』のことを表す、単なる一般的にわかりやすいキーワード、記号のひとつとして、というだけのこと。それ以上の意味は、なんらありません

 

実際、『起業』なんて、そんなにたいしたものではありませんよ。
『起業家=偉い』という含みをもって表現しているひと、とらえているひとが多くいるようですが、いったい『起業すること』のなにが偉いんですか? どこが偉いんですか?

 わたしの“肩書き”は『フリーター』→『専属フリーランスとしてプチ独立』→『フリーランスとして独立』→『現在の会社を起業』と経てきたわけですが、実際のところ、本質はいっしょです。
 仕事に対する姿勢も、も、やりたいことも、根底にある本質的なものは変わっていません。どんな“肩書き”にあるときも。

 

わたしの社会経験は『フリーター』として積んできたものであって、目指す目標・夢は、(当時は、その言葉がなかっただけで、いまであれば、確実にそこに“分類”されていたであろう)『ニート』時代に、原点があるわけですしね。

 上記のような“肩書き”というか遍歴を経てきたわけですから、はじめて『正社員』になったのは、自分とパートナーとで興したいまの会社です。
 そこに、たまたま『会社役員』『取締役』というオマケがついてきただけの話です。

 また、フリーランスの確定申告なんてのも簡単なものだし、会社設立時の手続きなんてものも、そうそう難なくさくっとできてしまうものですし、オフィスとする物件なんて探せばいくらでもあるし(物件をもたないという手段もあります)、ちょっと税務処理が変わるだけですし。
 なにが違うのか、なにが偉いのか、さっぱりわかりません。

 これまで、実質のない、まがいものとしか解釈のしようがない、イターイ“自称肩書き”の書かれた名刺をいただいたことも、すくなくありませんが、「わたしは『起業家』です!」だなんて自ら名乗る――それも、「偉いでしょ。すごいでしょ」という含みを込めて――なーんてぇことは、それこそ、本当にイターイ! ヤバーイ! キツーイ! あまーい! 近い将来の倒産・負債・コロコロと事業変更することなんかが、容易に目に見えていて、甘すぎるよ~。

 そもそも、『起業家』の『家』の意味を考えてみたことはありますか?
 懇意のコピーライターと話し合っていたことですが、『作家』はなぜ『作家』で、『詩人』はなぜ『詩家』ではなく『詩人』なのか。
『作家』には、歴史に残るように、さまざまな流派をもって、師弟関係や対立構造などがありましたよね。

 

まさに、これなんですよ。『起業家』の『家』というのは。
 いま起きている現象として、リーダー的な存在『起業家の○○さん』に憧れて、自分も『起業家の○○さん』を目指して、起業しよう!(した!)というようなフォロアーがいて
 そのリーダー的な存在は、複数いて、それぞれに流派があって、リーダー、フォロアー入り混じっての対立構造がある。

 わたしにいわせてみれば、さながら、『起業家○○さん教』と、その『信徒』たち、といったところでしょうか。

 さらに、その対立構造というのは、ビジネス上の実質的なところから、考え方や物の見方などの形式的なだけのものからありますね。
 それから、対立にヒートアップするのは、往々にしてフォロアー。リーダーは、平静を装っているけれど……まぁ根性太いですよ(笑)。

 そして、注意してほしいのは、フォロアーの憧れる、リーダー的な存在『起業家の○○さん像』というのは、つくられたパブリックイメージにすぎないということですね。

 

「なにをやりたいのか」ではなく、『起業すること』そのものが目的となってしまっている、安易な起業を推奨するような、最近の風潮には、眉をひそめざるをえません。本末転倒の一言に尽きるといったところです。

「わたし、大川内麻里の“職業”は、出版業、著者/編集者です」

 というわけで、次回は、その安易な起業を推進させようとしている犯人と、その手法と落とし穴について、お話したいと思います。

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売れ筋の本を知るには?――出版社への企画や原稿の持ち込み(2)補足

いまどんな本が、どのような出版社から出ていて、どのような版型や形態で、どんな読者層に買われているのか。

これは、出版社に、あなたの出したい本の企画や原稿を持ち込む際にも、重要な参考点になるでしょうから、具体的に、どこで調べればよいのか、簡単な方法をご紹介いたします。

意外や意外、インターネットで簡単に調べることができるのです。
そのWEBサイトはどこのなのかと、それぞれの特徴をお話ししますね。

自分の本を出したいあなたへ、具体的かつ実践的なノウハウをお教えします! メリット・デメリット、そして、それらを踏まえた上での活用法です。

紀伊國屋書店BookWeb 週間ベストセラー
 ☆特徴:
紀伊国屋書店の週ごとの売れた本のランキングです。
『単行本』『文庫本』『新書』『洋書』『DVD』とわかれています。
読者層は、「本を買う、もっとも一般的な層」であると考えればいいでしょう。
 ☆メリット:
このWEBサイトとは別のシステムで、出版社では、紀伊国屋書店での実売部数を、簡単にデータを入手することができるようになっています。
そして、各出版社ごとに、実績に基づいて、紀伊国屋書店での実売部数×何倍が、自社の刊行物、あるいは他社の刊行物の類書を自社が刊行した場合が、おおむね全書店(紀伊国屋書店以外の書店も含む)において、どれくらい売れているか、その目安となる基準値をもっています。
ですから、(もちろん、全国書店における正確な実売部数は、自社が知ることのできるようにはなっていますが)さくっと目安として調べたいときに、出版社でも、紀伊国屋書店での実売部数を参考とするのです。
ということは、あなたが、「本を買う、もっとも一般的な層」に読まれている本の傾向であり、かつ出版社も参考にしているデータを、知ることができるサイトであるといえるのです。
 ☆デメリット:
大型書店でありながら、分類が『単行本』『文庫本』『新書』『洋書』『DVD』と大雑把(?)なので、ランクインしてくる本が、非常に激戦状態になります。
 ☆メリット・デメリットを考察した上での活用法:
出版社に企画や原稿を持ち込む際、「本を買う、もっとも一般的な層」への訴求点を打ち出し、PRすることに利用するといいでしょう。

八重洲ブックセンター ベストセラー
 ☆特徴:
八重洲ブックセンターの週ごとの売れた本のランキングです。
階ごとにわかれており、どんな本がどのコーナーに置かれているのかを知ることができます。
読者層は、「本を買う、一般的な層」ではありますが、中心となるのは、ビジネスパーソンであると考えればいいでしょう。
 ☆メリット:
刊行物が、どのコーナーに置かれるか。これは、実は、本の売れ行きを大きく左右する、重大なこと
たとえば、ビジネス書に強いなどといった、特性のある大手出版社や、「出版社○○の○○シリーズ」といったものをもっている出版社は、書店における書棚の占有率が大きく、また固定された書棚をもっているので、自社の本が、書店において、どこに置かれるかが、あらかじめ予測できます
しかし、そうではない出版社や刊行物の場合、それが予測しにくい。出版社は、書店で、自社の刊行物が置かれている様子まで想像して、本を出さなければなりません。なぜなら、繰り返しになりますが、それが売れ行きを左右するからです。
 ☆デメリット
メリットの逆説になりますが、どこにどんな本が置かれているのかが探しにくい!
 ☆メリット・デメリットを考察した上での活用法:
まず、前階をちらほら見ながら、どのコーナーにどんな本が置かれているかを観察しましょう。そして、そのコーナーに足を運ぶ読者層を、より具体的にイメージしてみましょう。
そして、出版社に企画や原稿を持ち込む際、こと書棚の占有率が大きくないと思われる出版社の場合に、「これは、こういったコーナーに置かれるであろう」という予測を立てること。その予測に基づいた企画や原稿は、より受け入れられやすいわけですから。
ただし、どこの書店でもおなじことがいえますが、よほどのものでない限り、『話題の本』のコーナーは、当然ながら激戦区なわけですから、そこに自分の企画したものや書いた原稿が、本になって置かれることには期待しないことです。注意しましょう。

Yahoo!ニュース ランキング 書籍
 ☆特徴:
『指定なし』『コミックス』『新書・ノベルス』『新書・ノンフィクション』『単行本・ノンフィクション他』『単行本・ビジネス』『単行本・文芸』と、比較的、細かく分類されています。
 ☆メリット:
出版取次会社である日版のデータに基づいているので、出版社勤務でない、一般のひとたちが知りうる、全国書店における実売部数として、もっとも信憑性があるといえるでしょう。
また、分類も『指定なし』『コミックス』『新書・ノベルス』『新書・ノンフィクション』『単行本・ノンフィクション他』『単行本・ビジネス』『単行本・文芸』と細かくわかれているので、より具体的に売れ筋をつかむことができます
 ☆デメリット:
先述したような、書棚をもっていない出版社の場合、また初版部数がすくない場合、基本的に、大型書店にしか、本は出回りません。それは、出版社の書店営業力にも左右されるわけですが。
また、タイトルや装丁のイメージで、書店側の判断によって、場違いなコーナーに置かれてしまったり、そればかりか、中身を見ずに返本されてしまうことすらあります。特に、大型書店の場合ですね。そりゃあ、月に膨大な量の本が入荷されてくるわけですから、そうでもしていかないと、書店としては回転率の問題に関わってくるわけですから、仕方のない、当然のことですよね。
ここには、二つのアンチノミーが存在していて、ひとつは、小型書店でも注文があれば、書店は勘違い(笑)を起こして、その本を入荷してくれる可能性があること。出版社も、小型書店であっても、さまざまな要因から、「ここに入荷してもらえれば売れるはず」と見込んだ書店には、積極的に営業をかけます
初版部数がすくない場合というのは、出版社側にとって、まず返本率を抑えることで、売れなかった場合の損害を最小限に食い止めることを目的としています。慎重に様子見をしているのです。もちろん、売れれば、増刷により、飛躍的に刷り部数は伸びます。
一方、初版部数がすくないと、大型書店にしか置かれない、また平積みにならないことから、読者の目に留まりにくく、販売戦略上の工夫などがなければ、実売部数が伸びにくいという点もあります。
 ☆メリット・デメリットを考察した上での活用法:
企画や原稿を持ち込む際の出版社選びのひとつの基準として利用しましょう。また、自分の企画や原稿のジャンルや特性を見直し、『指定なし』『コミックス』『新書・ノベルス』『新書・ノンフィクション』『単行本・ノンフィクション他』『単行本・ビジネス』『単行本・文芸』の分類のなかから、それぞれの売れ筋の傾向と、売れる理由を考察してみましょう。その上で、また自分の企画や原稿を再考してみるといいでしょう。

それから、これは、ちょっと注意しつつ見てほしいのですが、メリットもあるので、ご紹介します。

Amazon ベストセラー(本)
 ☆特徴:
言わずと知れた、ネット書店の最大手。
読者層は「“インターネットで本(モノ)を買う”という発想がある層」と考えてください。
 ☆メリット:
出版社によっては、あるいは刊行物によっては、販売戦略のひとつとして、最初から、Amazon狙いで本を出すこともあります
その対象となるのは、ずばり書店で買いづらい本。要は、書店で、レジにもっていって、店員さんと対面して買うのは、ちょっと恥ずかしいとか、抵抗があるなどといった本というのがありますよね。タイトルにせよ、中身にせよ。
そして、これも販売戦略のひとつなのですが、Amazon狙いの場合、1,500円以上の定価をつける。理由はシンプル。配送量が無料になるからです。
1,500円以上の定価をつけるには、読者にとって、それだけの価値がある本であることが自明の理。よって、もちろん中身を問われますし、販売戦略として、上製本(ハードカバー)にしたり、紙を厚めのものにして、ツカ(本の厚み)を出すことによって、お得感を出すといった工夫がなされます。
 ☆デメリット:
「“インターネットで本(モノ)を買う”という発想がある層」というのは限られています。想像してみましょう。たとえば、どうしても立ち読みで中身を見てみないと買う気になれないひとは、まずネットで本なんて買いませんよね。
よって、一般書店での売れ行きとAmazonの売れ行きとでは、まったく違った動きをします
 ☆メリット・デメリットを考察した上での活用法:
「“インターネットで本(モノ)を買う”という発想がある層」というのは、具体的にどんな層かを想像してみましょう。
また、インターネットで売れる本というのは、基本的に、「口コミで売れる本」と考えてください。そして、勝負は「タイトル」です。
Amazonも、立ち読み感覚を取り入れようと、『なか見!検索』という仕組みを取り入れましたが、それでも、やはり、書店での立ち読みで把握できる情報量には劣るもの。
そういったことを踏まえた上で、企画や原稿を再考してみましょう。

【関連記事】
「出版業界の仕事とは?(1)――書店で販売されている一般的な本の流通の仕組み」
「出版業界の仕事とは?(2)――出版社の営業って……? 配属先や職種によって、勝ち組・負け組かわかれるのか?」
「出版社への企画や原稿の持ち込み(1)――企画や原稿を持ち込まれたとき、編集者はどうあるべきか」
「出版社への企画や原稿の持ち込み(2)――出版社に企画や原稿を持ち込みたいときには? 営業方法編」

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出版社への企画や原稿の持ち込み(2)――出版社に企画や原稿を持ち込みたいときには? 営業方法編

自分の本を出してみたい。
雑誌に連載や記事を書いてみたい。
フリーランスだけれど、営業方法がわからない……。

そんなとき、いったい、どうすればいいのでしょうか?

まずは、出版社の編集者の気持ちになって、どういったかたちであれば、受け入れられやすいかを考えてみましょう。

具体的には、下記のような方法が考えられます。

(1)時期・タイミング
編集者が企画を欲している時期、タイミングを狙いましょう。

たとえば、雑誌(月刊誌)の場合。

編集者が、無事校了して、ほっと一息、手空きになっているのは、おおむね、その雑誌の発売日の1週間~10日まえです。
しかし、次号の企画を考えなければならないのは、発売日の2週間まえ。まだ、進行中の号でバタバタしながらも、次の企画を立案しなければなりません。

ですから、かならずしも、次号に掲載してほしい急ぎの企画でない限り、発売日の1週間~10日まえを目安にアポイントをとれば、ゆっくりと話を聞いてもらうことができるでしょう。

次号にまさに適した企画の場合、発売日の2週間まえを目安にアポイントをとりましょう。ただ編集者が忙しい時期ではありますので、まずは、電話で簡単に企画概要を話して、対面でのアポイントをとりつけるのか、もしくは、先に、メールなどで、企画書を送っておくのか、相手の要望をうかがってみましょう。

次号にまさに適した企画というのは、タイムリーな企画。また、雑誌には、かならず次号の予告が掲載されていますよね。そうすると、現在進行中のものがどういった企画なのかがわかるでしょう。すくなくとも、それ+直近の既刊3号分を見れば、流れが把握できるはずです。その流れを見て、次に求められるのは、どのような企画かを想像しましょう。

週刊誌の場合のタイミングもおなじです。週刊誌の編集者は、各号を、いくつかのグループで、交代で担当していますから、かならず、どこかのグループで、企画を求めていたり、手空きであったりするタイミングがあります。ですから、話を聞いてくれるグループの編集者に、企画を提案してみればいいのです。

書籍の場合、時流にあってさえいれば、どのタイミングで持ち込んでもいいでしょう。
企画書の段階ではなく、すでに原稿がある場合には、かならず、サマリーをつけておくことです。

ちなみに、いうまでもなく、フリーランスのライターや編集者の営業は、企画ありきです。丸腰で営業は成立しません。

(2)コンタクト方法
電話一本かけてみればOK!

では、どのようにして、版元編集者とコンタクトをとればいいのでしょうか。

簡単です。
書籍にせよ、雑誌にせよ、奥付に編集部の電話番号が書かれています。思い切って、そこに電話一本かけてみればいいのです。

(3)持ちこみ先の出版社選び
出版社には、それぞれのカラーがあります。

自分の企画や原稿に適した出版社を選びましょう。
どんなにいい企画、原稿であっても、その出版社のカラーに合わない場合には、残念ながら、受け入れてもらうことは難しいのが現実。
日ごろから、自分の出したい企画、原稿に適した出版社はどこなのか、書店などで、さまざまな出版社の刊行物をチェックしておきましょう。

(4)どんな企画を持ち込むか
どんな企画が求められているかを考えましょう。

雑誌であれば、何号かを続けて読んでいると、その雑誌の企画の傾向がわかるはずです。

なんとなく企画がマンネリ化しているようであれば、その雑誌のテーマから逸脱しない範囲で、目新しい切り口の企画を提案してみるのもいいでしょう。
次々と違った切り口の企画が出ているようであれば、より先見の明をもったひとのチャレンジどころですね。

(5)WEBでの企画募集
WEBサイトで企画を募集している出版社もあり!

たとえば、下記のように、WEB上で、企画を募集している出版社もあります。

明日香出版社さま
あさ出版さま
東邦出版さま など

さまざまな出版社のWEBサイトを見ておきましょう
そのときに便利なのは、紀伊国屋書店さまの出版社リンク集です。

次回は、企画書の書き方、どういった企画書が目に留まりやすいか、企画書には、どのような情報を盛り込めばいいのかといったお話をします。

【関連記事】
「出版社への企画や原稿の持ち込み(1)――企画や原稿を持ち込まれたとき、編集者はどうあるべきか」
「売れ筋の本を知るには?――出版社への企画や原稿の持ち込み(2)補足」

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出版社への企画や原稿の持ち込み(1)――企画や原稿を持ち込まれたとき、編集者はどうあるべきか

企画や原稿を持ち込まれたとき。
しかし、自社での出版は難しいというとき。
編集者は、どうあるべきでしょうか。

わたしは、出版社勤務の編集者であったころ、よく持ち込みをいただいていました。

どんなに企画として成立していないものでも、見込み部数や自社のカラーなどから考えて、自社での刊行は難しい場合でも、わたしは、まずは、即「ありがとうございます」と、お持込いただいたお礼をお伝えしていました。目を通すまでに時間がかかる場合には、いつごろ返事をするかを伝え、できるだけ早急に見るようにしていました。

そして、版元編集者の目から見て、この企画のどの部分をどうすれば、よりよい企画にブラッシュアップできるか、感じたことは、かならず、アドバイスしていました。
心当たりがあれば、ほかの版元さんへの紹介もしていました。

結果、わたしのところには、企画や原稿の持ち込み、フリーランスの方の営業が絶えませんでした。(噂で広まったんですね、「話を聞いてくれる編集者」だと)

そして、そういった方々は、版元編集者ではなくなったいまでも、わたしに力を貸してくださいます。

だれかの出版記念パーティーなどにいくと、かならず「お会いしてみたかったんです!」と飛んできてくださる方がいらっしゃるのです。

だから、「企画をください」と、だれかにいわなければならない版元編集者のことがわからない。フリーランスの方など、人脈のない編集者のことがわからない。

それは、「企画をください」と、だれかにいわなければもらえないような対応しかしてこなかったから以外のなにものでもないのではないでしょうか。

自分が、出版社勤務を離れてみて、はじめて、「ありがとう」がいえない編集者が、あまりにも多すぎることに気付きました。

「企画頂戴頂戴」しておきながら、いざ送ってみれば「ありがとう」の一言すらない。なーんの音沙汰もない。

わたしは、版元編集者時代に、どんな企画や原稿に対しても、誠心誠意、前述のような対応をしてきて、自然と企画や原稿、ひとが集まってきているのがあたりまえでしたし、おなじ企画書を別の出版社に送ってみれば、否、もっと稚拙な企画書であったとしても、わたしがかつてやっていたように、まず「ありがとうございます」といってくださり、誠意をもって対応をしてくださる版元編集者さんはいます。

そういう誠意を忘れてしまってはいけないでしょう。
編集者としても、人間としても。

【関連記事】
「出版業界の仕事とは?(3)――編集者ってなにをするの? 出版社ってどんな仕事をするの?」
「「出版人」とは(1)――“いい仕事”をするということ」
「「出版人」とは(2)――“いい仕事”をしていくために自分はどうあるべきか。そして、“夢”を叶えるということとは?」
「編集者の仕事を一言でいうと? そのために必要なこととは?」

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【編著新刊】「夢を実現した わたしの仕事 わたしの方法」(ダイヤモンド社)に思うこと――仕事には、“経験”や“成果物(作品)”、“年齢制限”よりも、もっと大切なものがある

続きまして、わたしの編著を上梓いたしましたので、お知らせします。

ここでは、やりたい仕事があるにも関わらず、経験や成果物(作品)の有無にとらわれて、大事な一歩が踏み出せないでいた、わたしの著者/編集者としてのあり方を振り返って書きたいと思います。
きっと、当時のわたしのように、経験や成果物(作品)がないから……と、やりたいことにトライできずにいるひとも多いんじゃないかな? この記事は、そんな方々に、ぜひご一読いただきたいです。

とりあえずは、まず、どんな一冊かをご紹介いたします。

4478733058 「夢を実現した わたしの仕事 わたしの方法」(ダイヤモンド社)

本書では、
 会社で私らしく! 会社員経験を活かした仕事を発見
 女性力を仕事に活かした私
 好きを仕事に! 憧れの仕事に就いた私
 独立・起業した私
と4つに大別して、50人の女性たちの働き方生き方インタビュー
悩んだり迷ったりしながら、また、壁にぶつかったり失敗したりといった経験をしながらも、やりたいことをやりたいように実現し、自分の人生を自分で作っていっている女性たちの生の声ありのままの姿を描いています。

就職転職自分はどのように生きていこうか夢を叶えるにはどうしたらいいかわからない自分らしさってなんだろう他人が輝いて見えてしまう自分は輝けないように思えてしまう将来の夢なんてもてない自分のやりたいことも見つからない……などと悩んでいる方に、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。
きっと、あなたの生き方のヒントが見つかるはずです。

そう、きっと見つかる――本当に、あなたらしい、あなただけの“生き方”

---------------

さて、ここからが本題です。

本書は1年以上をかけてつくった一冊ですが、当時のわたしは、まだ、駆け出しのフリーランスでした。

「「出版人」とは(2)――“いい仕事”をしていくために自分はどうあるべきか。そして、“夢”を叶えるということとは?」に、下記のように綴っているとおり、それまでの仕事で、「本当に自分のつくりたい本をつくったことがない」、これは勤務してきた出版社のカラーと自分のやりたいことのマッチングがうまくできていなかったことに起因するのですが、とにかく、フリーランスになった当初は、自分のやっていきたい分野は、しっかりともっていたものの、その“成果物”つまり作品がありませんでした

いま思えば、「自分にはキャリアがない」という不安にさいなまれていた。「やりたいこと、つくりたい本をつくった」という成果物がすくなすぎると。
自分のやりたいこと、つくりたい本をつくるには、「やりたい、つくりたい」を伝えるだけではなく、成果物を見せて、「やれる、つくることができる」という証を示さなければならないという焦りがあった。

だから、いくらやりたいことがあっても、二の足を踏んでいました

しかし、ダイヤモンド社さまのお仕事で、別件のノンフィクションをお手伝いさせていただいたときに、思い切って、自分のやりたいこと、その熱意をお伝えしてみたのです。

もちろん、それは、わたしの能力へのある一定の評価と信頼をいただくことが大前提ですし、まず先にいただいていたノンフィクションのお仕事には、当然ながら、ベストを尽くしました。

こう書くと、まるで、次の仕事につなげるために頑張ったように感じられるかもしれませんが、どんな仕事でもベストを尽くすのはあたりまえのことであって、わたしはあたりまえのことをあたりまえにやっただけです。
これまで、これが、自然と次の仕事へつながっていくという好循環を生んできました。一度きりのお仕事で終わった、つながりが切れたというのは、まずないですね、意図してそうしない限り^^;(笑)

そうしたところ、そのノンフィクションのお仕事が終わってすぐに、ダイヤモンド社さまから、まさに、わたしのやりたかった、つくりたかったような本、今回上梓した書籍のお話をいただいたのです。

飛び上がらんばかりの思いでした。
しかし、単純に浮かれるのではなく、もちろん、このような貴重なご機会をお与えいただいたからには、本書を多くの読者の心に響くものにするべく尽力することを、かたく決意しました。

経験も、成果物(作品)も、もちろん、大事です。経験や能力が、目に見えるカタチになっているという利点があることはたしかです。
でも、やはり、それにも勝って、もっともっと大事なのは、やりたい、つくりたい、なんのために自分はつくりたいのか、その熱意や情熱なのではないでしょうか。

この話を、年長のフリーランスの方で、違う分野にトライしたいけれど、二の足を踏んでいる方にお話したことがあります。
その方の答えはこうでした。
「それは、君が若いからだよ」

――違うと思いませんか?
たしかに、いまの日本では、なにをやるにしても年齢を聞かれるという蛮習がありますが、年齢のせいにしてトライできずにいることは、その蛮習に屈してしまうということそんなことに屈してしまっては、つかめるチャンスもつかめないのではないでしょうか。

人間は、「できない理由」を探すのには、非常に長けた動物で、でも、わたしは「できない理由」をかざして「やらない」のは、「やる熱意や姿勢がない」のとおなじだと思っています。

本書を上梓するまでの一年以上のあいだ、たくさんのことがありました。たくさんの出会いがあって、素晴らしい方のお話に感動して。
つらいことだって、ありました
だけど、そんなつらいこともあった一冊だからこそ、本書は、わたしを著者としても編集者としても、そして、ひとりの人間としても、大きく成長させてくれたのです。

本書のタイトル――「夢を実現した わたしの仕事 わたしの方法」。
わたしも、まさに夢を実現したひとりであって、そして、またひとつ、この本が、わたしの夢を叶えてくれたのです。

本当に、この仕事を選んでよかったと……著者、編集者という仕事の真価をも教えられました。

経沢香保子さん(女性起業塾・トレンダーズ株式会社 代表)にご監修いただき、わたしは、執筆・編集・インタビューを担当いたしました。
おかげさまで、弊社著書「グーグル完全活用本」(三笠書房・知的生き方文庫)と同様、大変なご好評を頂戴しております。ありがとうございます。

ダイヤモンド社さま、経沢香保子さま、トレンダーズ株式会社さま、インタビュー対象者さまをはじめ、フォトグラファーの方々、サポートしてくださったライターの方、デザイナーの方、DTP制作会社さま……さまざまな方の恩恵を受けて、この本は世に出ることができたのです。

ひとりでも多くの読者の方々の胸に、本書をお届けできれば幸いです。
ご意見ご感想など、ぜひお寄せくださいませ。
読者の方々はもとより、このブログをご覧くださっている、同業者の方出版業界を目指されている方々のお声も、ぜひお聞かせください。
心より、お待ちいたしております。

【関連記事】
「出版人」とは(2)――“いい仕事”をしていくために自分はどうあるべきか。そして、“夢”を叶えるということとは?」
「【著書新刊】「グーグル完全活用本」(三笠書房)」

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「出版人」とは(2)――“いい仕事”をしていくために自分はどうあるべきか。そして、“夢”を叶えるということとは?

さて、「『出版人』とは(1)――“いい仕事”をするということ」の続き。“いい仕事”をしていくことが与えてくれるもの、“いい仕事”をしていくために、『出版人』と仕事をしていくために必要なこと、自分がどうあるべきかについて、お話ししたいと思う。

前回わたしは、『出版人』の方々と“いい仕事”をさせていただきたいし、また、ありがたいことに、実際にさせていただいていると書いた。

しかし、出版業界に入った当初から、それができていたわけではない。(現在も発展途上中ながら、それでも)ここにたどり着くまでに、まわり道をしてはいる。けれど、その「まわり道あってこそのいま」と考えている。前回書いたように、生きていく上での体験に、マイナスも無駄もない。すべてが、自らの糧となる。

さて、わたしの出版界でのスタートは、株式会社リクルートコンピュータパブリシング(現・株式会社リクルートメディアコミュニケーションズ)という、リクルートグループの制作会社で、『ケイコとマナブ』など、スクール情報誌のディレクターをさせていただいたことだった。

はっきりという。
わたしだって、はじめは、編集者なんて、なにをするのか、さっぱりわからなかった。知らなかった。(だからこそ、リクルートグループの制作会社という、所謂一般的な「出版社」ではないところから入っている。しかし、結果として、それも本当にいい体験だった)
ただ「書きたい」という思いは強かった『書く』ことは、子どものころから、ずっとしてきたことだった。『書く』ことを仕事にしたいと願ったのは、小学生のころからだ。(しかし、はっきりいって、わたしはビビッていた。だから、まわり道をしながら、だんだんと本来の目標に近づいていったのだ。しかし、それも、本当に『書く』上でも、いい体験となった)
そして、わたしの決定的な原点いまも変わらぬ揺るぎない原点は、このブログのプロフィール『★目標・夢:』の欄を参照してほしい。これが重要なところだ。

さて、当初は、「まずスキルを身につけなければ」という思いがあって、ただし、スキルだけでは不足だろうとは漠然と感じていた。
株式会社リクルートコンピュータパブリシング(現・株式会社リクルートメディアコミュニケーションズ)の面接で、圧迫面接にも負けず、わたしは訴えた。
「テクニカルかつクリエイティヴなことがしたいんです!」

そして、先述のように『ディレクター』採用となる。
わたしは、希望職種の欄に、『ディレクター』の『ディ』の字も書いていない
勉強不足で、それぞれの職種がなにをするのかが、さっぱりわからなかったわたしは、とりあえず希望職種に『DTPオペレーター』などと書いていた。

同社のいいところは、採用の際、そのひとの希望と適性と、配属先ならびに職種を、きちんとマッチングさせてくれるところだ。(いまも行われているのかな~、わからないけれど、同社では、採用ラインを超えたひとの履歴書や職務経歴書、筆記試験の書類などが、適切と思われる各部署にまわされて、どこかで拾われれば、そこへの配属となる)

株式会社リクルートコンピュータパブリシング(現・株式会社リクルートメディアコミュニケーションズ)は、右も左もわかっていないわたしの希望と適性を汲んで、適切な採用と配属をしてくれたと思う。
「『ディレクター』って……なんですか?」だったわたしにも、すぐに、ディレクター採用をしてくれた会社の意図がわかった。つらいときも、まわりの先輩方が支えてくださり、たくさんのことを学ばせていただいた。同社と、いまも変わらずよくしてくださる同社の先輩方には、心から感謝している。
体調を崩し、わずか8ヶ月の勤務だったが、同社で得たものは、本当に大きかったと、いまでも思う。

その後、半年強の静養期間というか、ぶっちゃけ引きこもり期間を経て、株式会社宝島社に、ムック編集者としてアルバイト入社半年足らずで、ありがたいことに、「アルバイトでは、能力相応のギャランティーが支払えない」と、専属フリーランスへの変更を、会社から申し出ていただく。

同社では、わたしの前職時代にかじって+静養期間中に独学で学んだグラフィックスキルや、そのまえの矢野経済研究所時代にかじって+独学で学んだプログラミングスキルなども活かさせいただいた。(どんなスキルも、すこしでもかじったものは、しっかりと独学で学んで、自分のモノにすることだ
新たな可能性を引き出し、展望を開いてくれたと感謝している。

しかし、当時の同社は、基本的に外注体制だった。編集も執筆も
そこに物足りなさを感じたわたしは、同い年の先輩に相談し、背中を押していただいて、直属の上司に、インタビューや執筆、編集も、外注せずに、自分でやらせてほしいと交渉した。それは、編集部としても、外注のコストダウンにもつながる。しかし、前提として、それは上司から大川内にそれらを任せてもいいとの信頼を得ることが先だ。交渉までに、信頼を得るだけの仕事をすることに努めた
その甲斐あってか、わたしの申し出は、ありがたく、受け入れてもらえた。

はじめてのインタビューなんて、大失敗もいいところでめちゃくちゃだった。でも己の弱点を知れば、それを克服すればいいだけの話だ。
インタビューが弱点だと知ったわたしは、ある零細版元から編集長を頼まれ、執筆・編集・デザイン・DTP制作を個人で請けていた文藝同人誌に、すぐさまインタビューコーナーを取り入れて、さまざまな手法でのインタビューと、その原稿執筆をやった

企画の立案も、著者などとの対外交渉も、「正社員の仕事だから」「専属フリーランスのわたしの仕事ではない」などと考えたことはない自ら、率先してやった『株式会社宝島社 大川内 麻里』の名刺を、会社からいただいている以上、それ相応の仕事をやって然るべきだと思っていた。
わたしが「それ相応」と考えていた仕事は、周囲からすると、異例のこと(?)というか、すくなくとも、2割増の仕事をするプレイヤーだとは映っていたようだ。しかし、わたしにとっては、そんなことはやって当然のことだった。
やれといわれたことをいわれたようにこなすだけなら、サルでもできる。そんなもの、到底、能力などと呼べる代物ではない「いわれないことをどれだけ自ら率先してやるか。どんなふうに結果を出すか」に現れるもの、それが能力。そう考えていた。

しかし、会社のカラーと、自分のやりたいこと、つくりたい本、その意図がマッチしない
自分の考えとマッチする企画があれば、他版元の仕事も請けていた
このころに、はじめて『出版人』を意識しはじめる

その後、26歳のときに、専属ではないが、勤務先にそれまでどおりデスクを残したまま、片足フリーランスになるなり、仕事の依頼が殺到。
半年後、正式退社し、完全にフリーランスになった。さらに仕事の依頼は殺到する。
それから、いま経営している自社(編集プロダクション)を設立するまでの半年間は、完全フリーランスで、ひとりで仕事を請けていた。

その半年間というものは、常に15冊は、ひとりでまわしている状態。
片足フリーランスになったときに決めたことでもある“朝の2時間しか仕事をしない”状態で、難なくまわせていたので、時間の面でのつらさはなかったが、次々と自分にノルマを課していく仕事の仕方は、やはり異常だった。

いま思えば、「自分にはキャリアがない」という不安にさいなまれていた「やりたいこと、つくりたい本をつくった」という成果物がすくなすぎると。
自分のやりたいこと、つくりたい本をつくるには、「やりたい、つくりたい」を伝えるだけではなく、成果物を見せて、「やれる、つくることができる」という証を示さなければならないという焦りがあった。

しかし、「やりたい、つくりたい」という熱意だけで(というのは、やや語弊があるのだが、後述する)、わたしを買ってくださる『出版人』の方々がいらした。驚いた。でも、驚いている暇などない。それに報いることができるよう努めた。
成果物など求められなかったなのに、わたしに任せてくださった
彼らは、わたしに、「やりたい、つくりたい」という熱意はさながら、「やれる、つくることができる」能力が備わっていると見抜いてくださっていたり、あるいは能力を試そうという懐の深さをお持ちだったりしたのである。

『出版人』は、そのひとの熱意や興味、関心のありかはどこなのか、適性や能力はどの程度なのか、どこを突けばネタが出てくるか、瞬時に見抜く
(自分の能力が高いなどとおごるわけでは決してない。わたしなんか、まだまだ発展途上もいいところだ。ただ、常にまえを見ることは忘れていない

わたしは、今日も、そんな『出版人』の方々のご恩に、精いっぱい報いることができるよう、本をつくる。本を書く。

結果を出すことが、一番の恩返し
結果とは、すなわち、読者の反応である。

「ありがとう」――『出版人』の方々は、かならず、この言葉をお忘れにならない
わたしなんかに、「ありがとう」の言葉をくださる。
「とんでもございません。私の方こそ、このような機会をお与えいただき、ありがとうございます」いつもそう思う。そうお伝えする

やがて、ビジネスパートナーとともに、会社を興したいま、『出版人』の方々からのお仕事しかいただいていないといっても過言ではない意図したことではない自然の流れである。

『出版人』の方々と“いい仕事”をさせていただきたいと思うなら、まず、『出版人』の方々とより触れ合うこと。よほど、自分の目が節穴でなければ、彼らの人間性がおのずと見えてくるはずだ。
そんな彼らと触れ合えるに値する人間になろうと努めること
もっといえば、自分も『出版人』たりえることができるように、理想の『出版人』像を追求し続けることだ

わたしに、そんな追求し続けるべき理想の『出版人』像を、常に与えてくださるのは、ほかでもない、心から敬愛する『出版人』のみなさまである。
「こんな『出版人』になりたい」否、むしろ「こんな『人間』になりたい」――心底、そう思わせてくださる、尊敬する『出版人』の方々。

本当に本当に、いつも、ありがとうございます。
あなたのおかげで、わたしは、常に目標からブレることなく原点が揺らぐこともなく、そして、夢をひとつずつ叶えていかせていただくことができています
あなたのような『人間』になりたい――おこがましいようですが、そう強く思うのです。それが、わたしにとって、究極の夢なのです。

たとえ、どんなに遠回りをしたとしても。
青臭いかもしれませんが、一生をかけてでも、叶えたい夢です。
すこしでもいいから、近づきたい。常に思っています。

「こんな『人間』になりたい」
  ――夢、って、究極をいえば、そういうことなのではないだろうか。

【関連記事】
「「出版人」とは(1)――“いい仕事”をするということ」
「【編著新刊】「夢を実現した わたしの仕事 わたしの方法」(ダイヤモンド社)に思うこと――仕事には、“経験”や“成果物(作品)”、“年齢制限”よりも、もっと大切なものがある」
「編集者の仕事を一言でいうと? そのために必要なこととは?」

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出版業界の仕事とは?(3)――編集者ってなにをするの? 出版社ってどんな仕事をするの?

前回、「出版業界の仕事とは?(2)――出版社の営業って……? 配属先や職種によって、勝ち組・負け組かわかれるのか?」で、最後に「次回は、出版社の仕事のフロー、その過程で関わるひとたちについて、お話したいと思います」と予告しておきながら、長らくお待たせいたしましてゴメンナサイ。

ハイ、今回こそ、出版社の仕事のフローと、その過程で関わるひとたちについて、お話しします。
出版社の方針や規模によって、仕事の仕方はそれぞれです。ここでは、まず、最大限にひとの役割が細分化され、最大限に関わったひとたちが多いパターンを取り上げます。
場合によっては、これらの役割を、そこに一番近いひとが、いくつか兼任すると考えておけばいいでしょう。

[1]企画立案
<出版社の編集者、フリーランスの編集者や執筆者、編集プロダクションの編集者や執筆者、出版社の広告営業>
雑誌でも書籍でもムックでも、本になるものには、ベースとなる企画があります出版社の編集者が企画会議で立案したり、フリーランスや編集プロダクションなど、外注の編集者や執筆者が企画を考えて、企画書を書いて出版社に持ち込んだり、また著者自身が、すでに脱稿した原稿を出版社に持ち込む場合もあります。
また、雑誌やムックに多いことですが、出版社の広告営業から、広告ありきの企画(タイアップと呼ばれます)が立案されることもあります。

[2]スケジュールの決定
<制作進行・進行管理・進行>
制作進行・進行管理・進行などと呼ばれるひとたちは、本ができあがるまでのスケジュール管理をします。
雑誌などの定期媒体であれば、だいたいいつも決まったスケジュールがありますが、年末やお盆などは、印刷所の休日などの都合上、「年末進行」「お盆進行」などといって、スケジュールが早まります。
ムックも、印刷製本所から見本が仕上がってくる日付けから、逆算してスケジュールが決定されます。
書籍の場合、割と終わりのスケジュールを決めて進めるというよりも、「いいものができるまで時間をかける」出版社の方が多いです。ですから、スケジュールもなりゆきになることが多いのですが、それでも、やはりスケジュール管理は大切です。

[3]予算の決定、各関係者への交渉と発注
<出版社の編集者>
[1]で、著者持ち込みの原稿がある場合を除いて、出版社の編集者は、企画を遂行するために、予算を決定した上で、執筆者などの交渉と発注をしなければなりません。
企画段階ですでに誰に書いてもらうかなども含めて企画されている場合は、まず、その著者に執筆依頼の交渉をします(※このあたりのお作法のわかっていない編集者も多くいますから、それは、また別の機会にお話しします)。
また、デザイナーへデザインの発注をします。デザイナーが、DTPを兼任して、初校出稿や朱字の修正、再校出稿……など、その後のフローも行なう場合もありますが、デザイナーはデザインのみをやって、そのデザインのフォーマットデータを渡し、DTPはDTPオペレーターが行なうという場合もあります。
その他、執筆者イラストを使用する場合にはイラストレーター写真を使用する場合にはフォトグラファーへと発注をします。
また、ここが出版社によって、大きく分かれるところでもありますが、編集記者が社内にいて、自社でやるところと、また編集だけ自社でやるところ、それから、編集プロダクションやフリーランスの編集者といった外注者に発注して、出版社の編集者はプロデュースに徹するところもあります。
いうまでもありませんが、その企画に沿った、適任のひとを選んでお願いするというのも、編集者の「ひとを見る目」という大事なスキルの垣間見られるところでもあります。さらに、ひとによって、どういう頼まれ方をするのがいいのか――たとえば、おなじデザイナーでも、きっちりとこちらでラフを描いて指定した方がいいものが仕上がってくるひと、自由にデザインするように任せた方がいいものが仕上がってくるひとといますから、そういった点も見抜いておくこと、それに適宜対応していく力が、編集者には必要です。
また、この業界では、「先に価格をいわない」という風潮があるのも事実です。わたしは、版元編集者時代には、ギャランティーの話は、かならず先にするようにしていました。しかし、たしかに、それで、仕上がってきたものを見て、「こんなギャラ出すんじゃなかった!」と思うこともありました。たとえ、口約束であっても契約は成立しますので(わたしの場合は、メールで記録を残しておくようにしていましたが)、仕事が終わってから、理由もなく、というか、出版社側の都合で価格を下げる(あるいは、進行していたのに、出版社側の都合で、企画が頓挫してギャラが出ない)のは、「下請代金支払遅延等防止法(下請法)」に違反する行為です。
しかし、出版社側ではなく、明らかに下請側に非がある場合には、「ギャラの後交渉」はアリだと、わたしは考えています

[4]取次への出版営業
<出版社の出版営業>
これは、どのタイミングで行なわれるかというのは、その企画によって違うので、一応ココに入れてはいますが、基本的に、企画もスケジュールもかたまった段階で行なわれるものと考えておいてください。

[5]デザイン(DTP)入稿
<出版社の編集者・編集プロダクションの編集者・フリーランスの編集者>
場合によっては、ラフを描きながら、デザイナー(DTPオペレーター)へ、文字原稿(テキスト)イラスト原稿写真原稿など、必要なものを入稿します。入稿には、メールFTPサーバなどを使います。

[6]初校出稿
<デザイナー・DTPオペレーター>
デザイナーあるいはDTPオペレーターから、その本の体裁に仕上げられたもの、その出力紙をゲラといいます。そのように仕上げられたものの第一弾目を初校といいます。
やりとりは、ゲラで行なうところもあれば、最近では、PDFファイルで行なうところも多いようです。

[7]校正、校閲
<執筆者、出版社の編集者・編集プロダクションの編集者・フリーランスの編集者、校正者、校閲者、広告のクライアント>
執筆者や編集者、校正、校閲者などが、校正をして、朱字を入れます。タイアップのものであれば、広告のクライアントの原稿チェック、取材モノであれば、取材対象者の原稿チェックが入る場合もあります。
わたし個人としては、編集者が、まず朱字を入れて、それを執筆者にフィードバックし、それをさらに編集者がチェックする……というやり方が、ベストだと考えています執筆者に、まっさらなゲラで校正してもらって、後から編集者が要望をいうなどといったことをするよりも、二度手間、三度手間を省くことができ、また失礼もないでしょう
また、わたしは、執筆者などへの質問やお願いは、[5]の入稿時に、原稿に書き入れて「★」など、わかりやすい印をつけておくようにしています。その方が、自分自身も入稿作業中に「ここはこうしよう」などと思ったことを忘れずに済みますし、またスケジュールの都合上などから、編集者より、先に執筆者などが原稿を見ることになったとしても、直してほしい点などを相手にわかってもらえるからです。
また、場合によりますが、初校で、多く朱字が入ることが予測される場合、校正者、校閲者の校正作業は、再校で行なってもらうのがベストだと考えています。
いろいろなひとが朱字を入れることになります。朱字を戻したときに、デザイナーあるいはDTPオペレーターが混乱しないよう、編集者は、朱字をひとつのゲラにまとめておくべきです。

[6]初校戻し、再校出稿、再校戻し
<デザイナー・DTPオペレーター、執筆者、出版社の編集者・編集プロダクションの編集者・フリーランスの編集者、校正者、校閲者、広告のクライアント>
初校の朱字をデザイナーあるいはDTP業者に戻して、修正版が仕上がってきます。それを再校といいます。再校でも、[7]校正、校閲の作業が必要な場合がほとんどですが、初校・再校、それぞれで、どんな順序(あるいは同時進行)で、誰に見せて、誰に朱字を入れてもらうべきか、ケースバイケースですから、しっかりとその必然性を考えて進めましょう

[7]印刷所入稿
<出版社の編集者>
再校でなのか、三校でなのか、ケースバイケースですが、印刷所へ入稿印刷所で印刷製本所で製本されます。ここで責了(責任校了)とする場合もあれば、[8]の確認を行なう場合があります。

[8]白焼き(青焼き)出し、白焼き(青焼き)チェック
<印刷所の営業、出版社の編集者・校正者・校閲者>
印刷所から最終チェック用のものがあがってきます。白焼きあるいは青焼きといいます。ここで、文字に朱字が入るようでは問題ではありますが……最後の最後のチェックとして、版ズレがないか、写真の網点など、念入りにチェックするところです。出版社の編集者のみで行なう場合もあれば、校正者や校閲者を使う場合もあります。ここでミスが見つかったときには、簡単なものであれば、DTPオペレーターがいる印刷所が多数ありますので、そちらで修正してもらことが多いです。

ざっとこんなかんじです。

まず、編集者には、適材適所でひとにお願いする能力、ひとの適正を見抜く能力、ひとの短所は個性とし、ひとの長所を最大限に伸ばす能力、またさまざまなひとたちと関わっていく仕事ですから、いろいろなひとやことに適宜対応できるコミュニケーションスキルなどが大事なことがわかったでしょう。

でも、編集者の仕事って、これだけじゃないんです。
たとえば、WEBサイトや写真の掲載許諾をとったり、撮影などのセッティングをしたり……よく、「編集者とはきらびやかで華やかな仕事」と想像していて、実際にやってみて「雑用ばかりじゃん」と、がっかりするひとも多いと聞きます。
でも、それが編集者の仕事なんです。雑用の積み重ねなんです、編集って

そんな幻想と現実とのギャップをわかっていて、採用試験時に、そこを突かれて、落とされることも多いのです。「編集ではなく、営業にまわされたらどうするか?」といった質問も多いと聞きます。

編集者になりたいのであれば、編集者の仕事とは、いったいどんなものなのか、事前に知っておくことです。そのために、拙文がお役立てできれば、とてもうれしく思います。

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好きなことを仕事にするには? 憧れの仕事に就くためには?(2)

以前、「好きなことを仕事にするには? 憧れの仕事に就くためには?」で、ある女性起業家の方のお言葉を紹介しました。

彼女の考え方の基本は、
「誰にだって可能性はあるんです」
「好きな仕事、憧れの仕事は、それに向かって進んできた人こそが得られるもの。進むことを諦めてしまった人は、絶対に手にすることができないものです。ですから、そういった意味では決して選ばれた人にしかできないというわけではなく、やはりそれに向かって努力してきた人が手に入れることのできるものだと思います」

でした。

ここでは、おなじ「好きなことを仕事にするには? 憧れの仕事に就くためには?」というテーマを、別の視点からお話しします。

あるミュージシャンの方を取材させていただいたときに、わたしは彼に、先の起業家の方へ訊いたのと同様の質問を投げかけました。「好きなことを仕事にするには? 憧れの仕事に就くためには?」

彼は文字どおり、好きなこと――音楽を仕事とし、成功をおさめたひとりです。
しかし、好きなことを仕事にし、仕事中毒とさえ呼ばれるほど仕事にのめり込み、またその前提に好きなことだから、客観的な事実としては「仕事」であったとしても、彼にとっては「仕事」という感覚ではなかった……その果てに、彼が陥ったのは心の病。成功しすぎるあまりに、心が病に侵されてしまったという体験をもっていたのです。

そんな彼の答えはこうでした。

「“好きなことを仕事にしよう”とするから、苦しみや地獄がそこに存在するわけで、そうではなく、“仕事にしたことを好きになる”という方法もあるのではないか?」
「仕事をしていく上で、どんな局面であれ、必ず達成感や喜びを感じられるところはあるはずだ」
「そういった発想の転換をした方が、どんな人にとっても、仕事への充足感や幸福感へと繋がりやすいのではないかと思いますね」

そして、わたしは彼のそんな言葉を受けて、続けて、こう原稿に書き綴りました。

 好きなことを仕事にすることに成功したひとつのモデルとして、彼の成功までの道程を掲げるとすれば、一億人のなかから選ばれた天分に恵まれた人間だと言っても過言ではないだろう。そういった一握りの人しか手にすることができない可能性に恵まれ、才能を発揮した結果ゆえの成功だと言える。しかし、そこには彼が自身の不安神経症の経験を例示するように、その恵まれた天分ゆえの苦しみやリスクがあるのも事実。
 また成功のもうひとつのモデルとして、努力や我慢をしながら、必死に頑張りに頑張って、その末に、やっと好きな仕事を手に入れたという人もいるだろう。実はこちらの方がより現実的な成功法であるにもかかわらず、ライブドアの堀江貴文氏や楽天の三木谷浩史氏など、日本社会のビジネスにおける成功者たちが世のなかに躍り出るにつけ、そういった成功の背景にある、コツコツと積み重ねてきた努力や我慢、失敗しては這い上がってきたなどといった苦労などに焦点が当てられず、一般のビジネスパーソンからは見えにくくなってきているのも事実だ。

おなじテーマでも、好きなことを仕事にできることを、努力の結果としてとらえるか、それとも才能の結果としてとらえるか。
それによって、こうも大きく考えは変わってくるものなのです。

わたしは、このお二人の考え方、どちらにも一理あると考えています。

好きなことを仕事にするとは、そういうことなのだ、と。

【関連記事】
「好きなことを仕事にするには? 憧れの仕事に就くためには?」

本日のBGM♪ Always Outnumbered, Never Outgunned / PRODIGY
テレビの挿入曲としても、よく使われているPRODIGYの最新アルバム。なかなかの仕上がりです! 発売当初は特にヘビロテで聴いてた♪

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他人を羨ましがる気持ちは、あなたを貶める。他人を尊敬し感謝する気持ちは、あなたを理想像に近づける。

外交官をお父さまにもち、幼いころから世界各国をまわって、帰国後に東大を卒業、在学中からすでに執筆などさまざまな表現活動に携わり、いまは堪能な語学力と幅広い見識を活かして、ラジオパーソナリティーや評論家として活躍中の七尾藍佳ちゃん(著書:「ホメコトバ」――まっすぐな目をした女の子が、世界中からいいひとと言葉を集めた/石田衣良氏)を取材させてもらっていたときに話題に上ったこと。

「羨ましがり方にも、いい羨ましがり方とそうじゃない羨ましがり方があって……」

藍佳ちゃんの経歴は、誰が見ても一見華やかなもの。だけど、その裏には、彼女が彼女自身の力で乗り越えてきたことつかみとってきたことが、多分にある。
わたしは彼女と出会って、すぐにそれがわかった――彼女の瞳を見て。彼女のまっすぐできれいな瞳は、なにも語らずとも、彼女の生きてきた道程を物語るかのようだった。

けれども、そういったところに目を向けず、ただ表面だけを見て「藍佳ちゃんはいいよね、東大出て、こうして輝いていて……」と羨ましがられることがやはり多いという。一生懸命勉強ばかりに打ち込んできてやっと東大に入って、ふと気付いたら「わたしっていったい……?」そんなアイデンティティクライシスのひとに多い。

さて、わたしは、いつだって、まわりのひと、こと尊敬するひとに恵まれて生きてきたという実感が、確実にある
とてもありがたいことだと、日々感謝するばかりだ

でも、他人さまに「恵まれていて羨ましい」といわれると、なぜだか、とても違和感を覚える

まず、わたしはそんな他人さまに羨ましがっていただけるような人間ではないし、羨ましがっていただけるほどの環境で育ったかといわれると、それも「ある一定の年齢以上になったら、環境は与えられるものではなく、自ら作り出すものだと考えている。
でも、そのひとがそう思うのは、そのひとの勝手であって、第三者がそのひと個人の思考に立ち入ることはできない。たとえ、そこで「恵まれていて羨ましい」と思われている対象であるわたしであってもだ。

他人さまのことなので、どうこう口出しをするつもりはないが、ただ第三者として余計なおせっかいで思うのは、「それではそのひとの自己成長は望めないのではないか」と。

わたしは尊敬するひとにすこしでも近づきたくて、いつもいつも「自分のこうなりたい像」を描いてきたそれが、いまのわたしという人間を形成している。

もしも、それをもって「恵まれていて羨ましい」といっていただけるのであれば、それよりも何倍も「あなた自身が尊敬できるひとを見つけること」をお勧めする。それが、あなたにとって、あなた自身の手で開拓した、あなた自身を伸ばしてくれる「恵まれた環境」となるはずだ。そして、それらに慢心することなくまわりへの感謝の気持ちをいつも忘れないでいてほしい

恵まれていて羨ましい。そう考えるのは、自分を貶めてしまうだけ。
他人を尊敬し感謝する。その気持ちは、あなたを恵まれた環境へと導いてくれる。

藍佳ちゃんが、わたしが取材させてもらったときにいっていた「いい羨ましがり方、そうではない羨ましがり方」というのも、こういったことがいいたかったんじゃないかな。
そんな物事の本質を見極めることのできる藍佳ちゃんが、「一見華やかに見えるかもしれないけれど、ジブン、まじでそんっなにほんっとにイケてないんです」という気持ちで綴ったという著書「ホメコトバ」他人を恵まれている、羨ましいと思ってしまうあなたには、特に一読の価値あり!

わたしは思う。
素晴らしいひとに出会ったら、素晴らしいひとを見たら、常にそのひとのバックボーンアティテュードに目を向けていたい。

それは、自分にとって、なによりもの恵み実りになるはずだから。

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「女性が社会で働くということ――逆差別スパイラルに陥らないように」
「採用試験とは「自分」という商品のプレゼンテーションだ!」
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「わたしがホンモノをかんじるとき――プロ根性とプロフェッショナル性」
「ビジネスマナーは誰かから教わるものだと思っていませんか? マナーがなっているだけでいいと思ってはいませんか?」
「生きているだけでいいじゃん。言い訳なんていらないよ。」

本日のBGM♪ EMINEM SHOW / EMINEM

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生きているだけでいいじゃん。言い訳なんていらないよ。

女性限定の○○」「女性に特化した○○」「女性が優遇される○○」「女性だからこそできる○○」といったサービスや商品など、そして「女性は差別される存在であったから、男女平等を求めて云々」と、女性だけでかたまる集団、団体などが、「女性が、女性が」と過剰に女性性を強調しすぎるがあまり、かえって自らを差別される存在たらしめているのではないか。そして、男性を排斥し仕返しのごとく差別してしまう結果になってはいまいか
これは「女性が社会で働くということ――逆差別スパイラルに陥らないように」で、問題提起をしました。

今回は、それを書いているときに、ちらりと浮かんだ「フリーターやニート、転職ジプシー、学歴コンプレックスなどにも通ずるものがあるな」ということをテーマに書きます。
(「次回にでも」がいまになりました。ごめんなさい)

「彼ら」と総称しましょう。
社会と彼らとのあいだに起きていることは、鶏が先が卵が先かといった話

差別視があるから、閉塞感を感じる。閉塞感を感じて自暴自棄になったり、社会に積極的に+の方向でかかわろうという気が起きない。それが、またさらに差別を助長する。

わたしは、上記の条件(フリーターやニート、転職ジプシー、学歴コンプレックス)すべてに当てはまります
正社員で働いたことなんてないし。自分のやりたいことにたどりつくまで何度か転職してるし。学歴は高校中退の大検取得、短大卒だし。

だから、わたしとおなじ立場であった方々の痛みがわかるだけに、それを打破するように応援したくなるのです。
わかるからこそ、厳しくもなるのです。いつまでも自分に言い訳ばかりをしていてはいけないと。
わかるからこそ、やさしくもなれるのです。生きているだけでいいじゃんって。言い訳なんかいらないよって。

彼らは、もっと社会に大事にされるべき存在だと考えています。
でも、その前提として、彼らの側にだって、大きな問題や意識の低さがあり、まずはそこを改善せねばなりません。
彼らの意識を向上することが、彼らを社会に受け止めてもらい、企業にとっても被雇用者にとっても、いい好循環を生み出すのではないかと考えています。

だから、彼らと立場の近い存在として、まずわたしやるべきミッションは、彼らの意識向上、意識改革であると思っています。

フリーターへの自己啓発書。あってもいいと思いませんか?

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ビジネスマナーは誰かから教わるものだと思っていませんか? マナーがなっているだけでいいと思ってはいませんか?

メールの書き方、手紙の書き方、敬語や謙譲語の使い方、電話の応対、来客時の応対などなど……目にあまるほどビジネスマナーがなっていないビジネスパーソンが多すぎますね。ビジネスメールに署名がないだけで、相手の能力を見限る大川内です。

新入社員研修では、まぁそこそこ教わるんでしょうが、そんなことは関係ありません。
社会に出た以上、そしてそれがどんな雇用形態(アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託社員、正社員)であれ、「教わっていないから知らない、できない」は通用しません

社会人としての常識は、自ら学ぶものでしょう。
先輩の姿から見習うのもいいでしょう。

「どこで教わったの?」「どうして知ってるの?」……バカじゃねぇの?!としか返しようのない質問は御免こうむりたいところです。

会社勤めのころに、フリーランスの方々のつながりで、メールやお電話だけでのお付き合いだった方もいました
そんな方々は、出版記念パーティーなどの名簿で、わたしの名前を見つけると「お会いしてみたかったんです!」と嬉々として飛んできてくださるんです。
参加を予定していたのに急遽いけなくなってしまったパーティーのあとには、それがたとえ600人規模のものであっても「お目にかかれなくて残念でした」とのメールを多数いただくんです。600人規模のパーティーでひとりくらいいなくても平気だろうと思っていても、「大川内さん、今日いらしてませんね?」と話題にのぼってしまうんです(笑)

みなさんにおうかがいした結果、これらは、どうやらわたしがメールであれ電話であれ対面であれ、誠心誠意を尽くして、お相手と接しているとかんじとられたこと、その印象の強さが理由のようでした。

たしかに、わたしは父が経営者(会社役員)で、携帯電話などがなかったころに、自宅にかかってくる父の仕事の電話に対する母の応対の仕方を見てきたり――それを真似て小学生の分際で「その件に関しましては、わたくしではわかりかねますので、恐れ入りますが、社の方にお電話いただけますでしょうか。えぇ、こちらは大川内の自宅となっておりますので。はい。社の番号を申し上げます。よろしいでしょうか? 092-……」だのという口をきいていた(笑)、また入学祝などをさまざまなエグゼクティヴの方から頂戴し、そのお礼状を書く機会も多かったりしましたから、その点ではラッキーだったといえるでしょう。

しかし、それがベースになっているとはいえ、その上に自分自身の手で積み重ねてきたものが、もっともっとありますからねぇ。

ビジネスマナーを身につけているのは当然のこと。でもそれだけでは必要十分とはいえません。

まずビジネスマナーありきで、それに加えて、さらに誠心誠意、心を込めること
社会人としての基本なのではないでしょうか?

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わたしがホンモノをかんじるとき――プロ根性とプロフェッショナル性

わたしがホンモノをかんじるときについて、出版人に関しては「リアル出版人とフェイク出版人」「出版社や編集プロダクションにて、編集者/ライターのアルバイト志望のみなさんへ」「編集者という伴走者――編集者たるもの、かくあるべき!」などに書いた。

IMGP0293わたしには5歳下の弟がいるのだが、これがどうしようもない愚弟で(……とわたしが思っていたのもいけなかったんだろうな、いまにして思えば)、将来どうなることやらと案じていた。

彼は、わたしが前回帰省したときには、他県の美容専門学校を卒業し、美容師として働きはじめ、専門学校時代の他県の部屋を引き払って実家に戻ってきていた

そんな彼の荷物は家中に散乱していたのだが(笑)、わたしはその荷物と彼の姿から、はからずも美容師としてのプロ根性をみることに。

彼の荷物の大半は、膨大なブランドモノの服やアクセサリー……であることは置いておいて(笑)、とにかく家中に女性誌マネキン美容道具が散乱しているのだ。

彼は朝5~6時起き、深夜0~1時帰宅、夜3~4時就寝という激務をこなしている(彼がオサレをすこしはおさえれば、もうすこし寝ていられるとは思うんだけど^^;)。ヤンキーだかチーマーだかわからんが、そんな十代のころの影をかんじさせることはない。
帰宅すると、食事もそこそこに、マネキンに向かってカットやカラーリング、パーマなどの練習をする。そして、寝室では毎月あらゆるものを買うという女性雑誌を広げて流行のヘアースタイルを研究するのだ。

「俺の美容室には、ある程度コアな層はあるけれど、でも年齢層もファッションも幅広く多種多様のお客さんがくる。そんなひとりひとりのオーダーに応えて、どんなニーズを満たさなければならない」

余談だが、彼がだらしのない格好をしている姿を、わたしはみたことがない
ちょっと近くへ外出するというだけでも、家のなかでも、きっちりとしたファッションとヘアースタイルでキメる。

これというのも、彼なりのプロ根性なのだと思う。
原型は、十代のころに彼にもわたしにもすくなからずあった醜形恐怖なのだろうが、なにが源となっていようが構わない。美容師(スタイリスト)という職業を選んだのも、もとはおなじであろう。でもそんなことは一向に構わない。結果として、それがプロ根性というかたちで活かされているのならば

わたしは、「プロ根性」と「プロフェッショナル性」とは区別して考えている。でなければ、すべてのプロフェッショナルたちが、根性論だけで語られてしまうからだ。わたしはそうは考えていない。
しかし、「プロフェッショナル性」は「プロ根性」が実り、花を咲かせたものであることが多いとは思う。

わたしはいまプロフェッショナルとして仕事をこなせているだろうか。
やはり、まだまだ甘いと思う。編集者として、ライターとしての自分に、もっともっと厳しくありたい。当然ながら、わたしなんかより能力のある編集者やライターなんて数えきれないほどいる常に上を向いていきたい

これまで100%の満足ができた仕事なんて一度もない100%の姿勢で取り組まなかったということではない成果物として満足できるもの、納得できるものなのかどうなのかという話である。
120%、150%……とにかく、できる限りの姿勢で取り組むことは当然だ。そんなことは当然のことであって、評価されるべきことでも、ましてや能力などと呼べるような代物ではない
また「できる限り」と書いたが、それは単なる自分のなかに内在する枠組みにすぎず、本当の限界はもっともっと先にあるはず。常にそこまで挑戦しているつもりではあるが……。

反面、「自分の仕事に満足して納得したら終わりだ」とも思っている。ひとは、その職業人として、満足や納得をしてしまった時点で、向上することがないと思うからだ。

編集者として、ライターとしてはもちろん、これからどんな仕事に出合うことになるにすれ、「プロフェッショナル性」だけは忘れたくないと思う。

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女性が社会で働くということ――逆差別スパイラルに陥らないように

社会で働く女性にはさまざまな方、さまざまなスタイルがあるでしょうが、わたしはあまりにも「女性であること」を強調しすぎる女性には疑問を覚えます
「女性であること」の過剰な強調というのは、たとえば「女性限定の○○」「女性に特化した○○」「女性が優遇される○○」「女性だからこそできる○○」といったサービスや商品など、そして「女性は差別される存在であったから、男女平等を求めて云々」と、女性だけでかたまる社会集団、団体などのことを指します。

わたしは、こちらのブログこの記事の末尾に、自身のある書籍企画書の一部から抜粋して、このようなことを書きました。

※大川内は、働く女性を世代ごとに3種類に大別します。

①男性と同等に働くことを社会から要請され、さらに自発的にも「女性が働く=女を捨てること」と思い込んでいる男女雇用機会均等法第一期~の世代(35~40歳以上)

②女性は女性として社会の中で生きていくことを目指し、①のように肩肘を張らず、また肩の力の抜けた自然体でいる世代。「女性は女性として生きる。その延長線上に仕事がある」と考えている世代(20代半ば~30代半ば=F1層)

③「いや~ん、ワタシ、オンナだからデキなぁ~い♪わかんなぁ~い♪やってぇ~♪」と、女性であることを仕事上でも武器にしようという世代(10代後半~20代前半)

これには賛否両論あるでしょうし、先人の働く女性のみなさまからは「あなたは、(彼女たちの体験した)時代を知らないからだ」と指摘されるかもしれません。

たしかに、わたしは、上記の3種にあてはめれば、②の存在であり、①や③の方々が体験してきたようなことを身をもって感じできたわけではありません。

ただ、わたしが疑問を呈しているのは、冒頭で述べた“「女性限定の○○」「女性に特化した○○」「女性が優遇される○○」「女性だからこそできる○○」といったサービスや商品など、そして「女性は差別される存在であったから、男女平等を求めて云々」と、女性だけでかたまる集団、団体など”が、「女性が、女性が」と過剰に女性性を強調しすぎるがあまり、かえって自らを差別される存在たらしめているのではないか。そして、男性を排斥し仕返しのごとく差別してしまう結果になってはいまいかということです。それはいかがなものかと。

わたしは、こういった状況を見るにつけ、「女性が逆差別スパイラル」に陥ってしまっているのではとかんじます。

また間もなく「女性性を強調する時代は終わるだろう」とみています。というよりも、わたしのなかでは、すでにほぼそんな価値観は終わっているのですが。

振り返ってみてください。
あなたは、逆差別スパイラルに陥ってしまってはいませんか?

そして、やはり「シゴトのココロ」で松永真理さんがお書きになられていた「女性は損と思うことが損」というのは正しいと、つくづくかんじてしまうのです。

(※これは、フリーターやニート、転職ジプシー、学歴コンプレックスなどにも通ずるものがありますね。次回にでも、そのお話をしたいと思います。)

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「生きているだけでいいじゃん。言い訳なんていらないよ」

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好きなことを仕事にするには? 憧れの仕事に就くためには?

先日ある起業家の方を取材させていただいた際のお話です。

わたしは、いわゆる「好きを仕事に」した人たちや「憧れの花形職種」に就いている女性たちを多く取材させていただいた経験がありました。それを踏まえてのインタビュー。

●大川内:「好きなことを仕事にしたり、憧れの花形職業に就いたりというのは、本当に狭き門だと思います。そういった仕事に携わりたい人たちにアドバイスをいただけますか?」

職種や業界は多岐に渡るし、アドバイスといっても一口には難しいことなのではないか、それだけにその起業家の方のお答えを楽しみにしつつ、お聞きした質問だった。回答はさすが思わぬほどの即答で返ってきた。

■起業家の方:「大川内さんもそれを手にしたひとりですもんね(笑)。
好きなことを仕事にしたい、憧れの花形職業に就きたい――こう願う人はとても多いと思います。でもそういった職業は、みなさんからは想像しえないほど遠い世界だから、“彼女たちは運がいいだけだ”とか、“きれいだからというだけだ”とか思われがちなのではないかと思います。ですが、私はそれに疑問を感じます。
なぜなら、それぞれの方々の中で実現できた理由、それからコツやノウハウになりうるものがあるのではないかと思うんですね」

●大川内:「(これまでそういった方々を多く取材した経験から)おっしゃるとおり、まさに、彼女たちには共通項がありました! そのひとつは“自分は人に恵まれている”と考えていること。そして“周りにいつも感謝している”と。人を大事にしているんですね。だから、その感謝の気持ちが広がって、また自分自身に何らかのかたちで返ってくる。いい好循環を生み出しているんですよね」

■起業家の方:「人は、あまりにも狭き門を目前にすると、その先に広がっているのは、一般的にはあまりよくわからない世界だけに、誰もが“自分とは違う世界だ”と思ってしまいがちなのではないでしょうか。
でも、誰にだって、可能性はあるんです。
たとえば、先に挙げた人に大事にすることとか、それから自分らしい個性を伸ばすこととか、勉強や訓練、トレーニング方法とか……そういった方々に多く接したり、話を聞いたり、著書を読んだりすると、それがある程浮き彫りになってくるはずです。
それに気付くことができたら、ぜひそれに向かって進んでいってほしいですね。
好きな仕事、憧れの仕事は、それに向かって進んできた人こそが得られるもの。進むことを諦めてしまった人は、絶対に手にすることができないものです。ですから、そういった意味では決して選ばれた人にしかできないというわけではなく、やはりそれに向かって努力してきた人が手に入れることのできるものだと思います。自分のやりたいことを信じて進んでいくこと、ひたすら追求することは、とてもすごいことなんですから」

わたしも、この起業家の方がおっしゃるように、自分のやりたいことがある人には、迷いなくその道を信じて進んでいってほしいと強く願います。

【関連記事】
「好きなことを仕事にするには? 憧れの仕事に就くためには?(2)」

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フリーランス同士が起業するということ

弊社は、それまでフリーランスで活動していた者同士が集まってたちあげた会社(編集プロダクション=出版下請け業)である。起業時は、それぞれがフリーランス時代から続行している案件を抱えたままの状態だった。

会社をたちあげて間もないいま、解決すべき課題は山積みだが、そのひとつ。
それは、発注者、そしてわたしたちのあいだにさえ、「個人プレイヤー」としての意識が残っていることだ。

たしかに発注者の立場からすると、おなじ社内の人間でも適材適所で動いてほしいという要望はわかる。
しかし、わたしたちのなかに組織としてよりも個人としての意識が強くあるのは問題だと思う。

まずは社内の情報の共有をシームレスかつスムーズに行えるようにし、フェーズごとの受け持ちや作業のすみわけをきっちりとした連携プレイを強化していければと思っている。

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出版社や編集プロダクションにて、編集者/ライターのアルバイト志望のみなさんへ

このブログは、出版社や編集プロダクションで、編集者やライターのアルバイトをしてみたいという方もよく読んでくださっているようなので、そんなみなさんへ、わたしが元フリーター編集者/ライターとして、お伝えできうることをお話してみたいと思います。

●なぜ出版なのか。なぜ編集者、ライターになりたいのか。
あなたが出版の世界を目指した原点はなんですか? いま一度、自分自身に問うてみてください。
これは採用基準となるだけでなく、実際に採用されて入社して以降も、仕事を進めていく上で、大事な根幹となります。
仕事をする上で、迷うとき、悩むときが、あなたにもかならずやってきます。そのときに回帰できる原点があるのとないのとでは、大きな違いがあります。原点のあるひとには、どんな逆境にも負けない強さがあるのです。
迷ったとき、悩んだときは、原点回帰。
その揺るぎない原点が、あなたにはありますか?

●「アルバイトだから」「正社員じゃないから」を言い訳にしない。
仕事をはじめた(はじめる)以上、「アルバイト」という概念は捨ててください雇用形態がなんであれ、仕事は仕事です。「アルバイトだからできない」「正社員じゃないからできない」そういったことを言い訳にするのはやめましょう
環境は与えられるものではなく、自ら作り出し、切り拓いていくものです。
あなたたちには、ともすれば、正社員というただの一雇用形態にすぎない立場に、スポイルされていく危険性のあるひとたちよりも、もしかすると、もっともっと大きく伸びるポテンシャルが秘められているかもしれないのです。それを生かすか殺すかは、あなた次第です。
雇用形態と編集/ライティングスキルやセンスのあいだには、相関関係はありません。雇用形態がなんであれ、すべて自分次第です。
もしどうしても、雇用形態とやらせてもらえる仕事の範囲に不安があるならば、面接時に、その会社の体制をしっかりと質問しておきましょう。これにきちんとした回答をくれる会社は優良企業、面倒くさがるような素振りでも見られるなら、その会社は入社を避けた方がいいでしょう。

●スキルは自分のモノにしてこそ光る。
アルバイトですこしでも経験したことは、かならずあとで独学で見識を深め、スキルを磨きましょう
編集/ライティングスキルやセンスは、誰かから教わるものではなく、自ら率先して学ぶもの。そして、それらは、本当に自分のモノにしてこそ、あなたの武器になるのです。
「教わってないからわからない」こんな言い訳をしている以上、あなたの成長はそこでストップしてしまいます。

●正社員への不満があったら。
正社員の上司などに不満が生じることもあるでしょう。
率直にぶつけても構いませんが、たとえばあなたが正社員になろうとしていない、もしくは正社員になる努力をしていない場合、正社員に限られている業務に対して陰口を叩くようなことはやめましょう
そんなときは「自分があのひとの立場だったら、もっとデキルはず」という幻想を抱きがちですが、それはあくまでも非現実の仮説にしかすぎません「じゃあやれるものならやってみなさい」の一言で片付けてしまえてしまうものです。

●トライ&エラーのエラーを大切に。
何事も「トライ&エラーのエラーから学ぶ」精神で、積極的に取り組みましょう。
肝心なのは、エラーが起きたときなのです。つまり、そこでどこに阻害要因があったのかを追究し、反省材料として活かすことができるか否か
ひとつ言っておきます。(エラーを恐れて)「やらない」のは、「やれない」のといっしょなのです。

いかがでしょうか? これらは、わたしが元フリーター編集者/ライターとして、自ら体験し、会得してきたことの一部です。すこしでも、あなたの胸に届けば嬉しいです。

あなたが、志ある、そして確固たる信念を持った編集者/ライターになることを期待しています。

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「出版社への就職を希望しているみなさんへ」
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「元フリーター編集者が語る! 圧迫面接は、相手の目的を見失うな!――採用の突破術(4)最終編」

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仕事の依頼の仕方

出版人にもいろいろいるというのは、先に述べた
ここで述べたいのは、出版業界の仕事の依頼の仕方である。

わたしの場合、いくらギャラがよかろうと、自分のキャリアにならない、おもしろくない仕事は請けない。
また正当にわたしを評価してくれて(もちろんわたしは常にギャラ以上の仕事をする姿勢であることが前提である)、相応のギャラを払ってくれるかどうかも重要だ。

だから、自分からお願いする際も、相手のキャリアや実績になるか、楽しんで取り組んでもらえるか、なにより相手の長所、隠れたポテンシャルを引き出すことができるかを基準に考えている。

目先のギャラではない。ギャラに代えられないものだってあるのだ。
しかし、わたしもめちゃくちゃ安いギャラで、しかしそれ以上に得るものがあると確信して請けた仕事もある。

ギャラを軽視しているわけではない。あまりにも安い仕事は、相手との信頼関係に関わるし、なにより労をねぎらう気持ちの感じられない相手とは仕事などしたくない。

知人に「単価だけは落とさない」というライターがいた。彼女曰く「自分がクオリティの低い仕事をしないため」だそうだ。

ギャラ=クオリティというのはかなしい話だが、人によっては、ギャラ=クオリティあるいはギャラ≒クオリティと人がいるのは事実である。

また、発注者だからといって、受注者に尊大な態度をとる人間もいる。そして、受注者が求めるクオリティのものをあげてこなかったらキレル。

たしかに受注者に非がある場合もあるのだが、発注者として、受注者の適正やポテンシャル、長所を見とって、うまく引き出してモチベーションを高めることもできなかったくせに、その態度はないだろうと思うことが、多々ある。己を省みやがれと。編集者、ライター間によく見られる光景だ。

そんな発注者、編集者は無能の極みである。

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