#100 幸せをシェアすれば、もっと幸せに、もっと豊かになれる
カンボジアの子どもたちは教えてくれました。モノは奪い合えば足りず、分け合えば足りるのです。自分だけの幸せなんてないんだ。幸せは、人のそれと重ねるものなんだ、と教わりました。
出典:
『きみはなぜ働くか。―渡邉美樹が贈る88の言葉』 渡邉美樹
著 (日本経済新聞社
)
4/1-5頁「はじめに」より
初版:2006年9月19日
*ワタミ創業者・渡邉美樹社長のサイトWatanabeMiki.net
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ワタミの渡邉美樹社長は、ご自身が理事長を務めておられるNPO法人SAJ(スクール・エイド・ジャパン)で建てた学校で、WEP(国際連合世界食糧計画)の協力を得て、給食をはじめられたそうです。
その給食風景について、このように述懐しておられます。
三日に一食しか食べられない子どもがいる、カンボジアの田舎の貧しい村です。早朝から給食を待ちきれずに、食器を持って子どもたちが集まってきます。
朝七時、豆入りごはんが炊き上がりました。おかずは魚の缶詰のスープです。
「いただきます」
元気よく給食が始まりました。その中で、ひとりだけ食べようとしない子がいました。ビニール袋に自分の給食を入れています。給食が終わろうとした時、何事もないように周りの友だちが自分の分の三分の一ほど残し、そのこのビニール袋に給食を分けました。
聞くと、その子は家に食事をしていない小さな弟と妹がいて、自分の給食を持って帰るのだそうです。その子は給食が終わると、一生懸命、走って学校を後にしました。
そして、冒頭に引用させていただいたお言葉がでてくるのです。
人間の心は、互いに共鳴しあうもの。
わたしたちは、日々、だれかの影響を受け、だれかに影響を与えながら生きています。たとえ、自覚がなくとも。
だから、幸せな気持ち、豊かな心は伝染するし、また逆に、不幸せな気持ち、貧しい心も伝染するのです。
幸せには相乗効果があります。
幸せをわかちあえば、もっと大きな幸せとなって、あなたのもとに返ってきます。
そして、あなた自身はもちろん、そればかりか、あなたのまわりの人々をも豊かにし、その心を満たしてくれることでしょう。
また、不幸せな気持ち、貧しい心は、受容や共感、癒しにより変わることだっておおいにあります。
幸せは、だれかとシェアすれば、もっと幸せに、もっと豊かになれるのです。
#この記事は、FPN-新規事業とイノベーションを考えるニュースコミュニティにも寄稿しています。
(⇒http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=2279)
* 大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net *
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* 大川内 麻里が取締役を務める 創藝舎 *
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コメント
今、黒柳○子さんの「トットちゃんとトットちゃん達(邦題は確かこんなだったはず)」を読んでるので、この話題はとてもタイムリーでした。
この本は少し古いですが、彼女が訪れた国で出会ったとてもとても貧しい子供達も、例えば水を見つけたら年少者から先に飲ませるとか、そういう心配りがきちんとできてる子がかなり多かったようです。
今やわがまま放題・自分中心になってきてる日本の子供達の話を聞いたり実際に見たりしていると、「豊かさ」ってなんなのかな・・なんて漠然と考えてしまいます。
投稿: chihiro | 2007/04/19 13:17
★chihiroさん★
黒柳○子さんにはお仕事でお世話になったことがあります^^ゝ
そうなんですよね、そういう「あたりまえのこと」が「あたりまえのこととして」身についているんですよね。
いま経済的に豊かなこの日本において、子どもたちにそういうことをどう教育していくか。重要な課題として考えています。
たとえば、わたしたちの世代と、親世代のあいだでも、「育ってきた時代・環境、特に経済状況の違い→価値観の違い」の図式は厳然としてあって、それが「働かない若者」の問題などの一因になっていると思っています。
(ずいぶんまえにこんなことも書いてました→http://okawauchimari.blog61.fc2.com/blog-entry-39.html)
子どもたちの心の教育をもっと真剣に考えなければ、心の豊かさを育てていかなければ、いま日本で起きている問題は悪化の一途をたどるばかりだし、10年後、20年後には、また別の問題――それもより深刻な――がどんどん出てくるでしょうね。
マザー・テレサの「わたしたち(先進国)の心の貧しさが、世界の貧困を生み出している」という言が思い出されます。
投稿: 大川内 麻里 | 2007/04/19 13:54
リンク飛んでみましたが、もし古いものなら削除されてしまってるのかもしれません。見れませんでした・・・
そうなんですよね。文明が発達するにつれて、今の先進国では次々に昔は想像つかなかった問題がでてきてますよね。途上国でもそうです。かなり長い目で見て世界中が取り組まないと改善に向かうのは困難かもしれませんね。 ただ、昔に戻るとか理想を追求しすぎるのは方向が違うんですよね。日々変化していく文明社会の中で、私達個人が意識をもって新しい問題に対処できる社会にしていければいいのですけど。際限のない問題ですね。むずかしい・・・
投稿: chihiro | 2007/04/20 03:18
★chihiroさん★
> 昔に戻るとか理想を追求しすぎるのは方向が違うんですよね。
そうそう、そうなんですよね。
進化の過程で、かつてはなかった問題が出てくるのは、ある意味、当然のことで、それに対して「昔に戻せばいいんだ」とか(今日もちょうど教育問題の議論を聞いていたら、そんな言葉が飛び出していました^^;)、どこか地に足の着いていない実現性に乏しい理想論を打ち立てるとかいうのは、おかしな話。というか解決からは遠ざかるばかりですよね。
新しい時代に即した対応でいかねば。
URL、なんでだろーって思ったら、サイゴの“)”までリンク貼られちゃってました(笑)
http://okawauchimari.blog61.fc2.com/blog-entry-39.html
これで見られると思います。
といっても、たいした内容ではないかも^^;;
投稿: 大川内 麻里 | 2007/04/20 23:31