« 転職成功物語―24歳当時の大川内麻里をインタビューしていただいた記事です(雑誌「編集会議」&書籍「出版界就職ガイド」掲載) | トップページ | 企業買収ビジネスをめぐる経済エンターテイメント・土曜ドラマ「ハゲタカ」がすごい!―企業とは? 人間とは? 正義とは? »

WEB2.0考(1)ネット上で表出する攻撃性―自殺しようとした女性を救助した警察官死亡

 なんとか命だけはと切に祈っていました。本当に残念なことです。

 もうひとつ、残念なことがあります。

 この事件で、宮本巡査部長を巻き込んだかたちとなってしまった、自殺をしようとした女性。
 彼女への批判が、非常に多いこと。
 実際、この事件を取り上げたブログや日記などで、辛らつな言葉を多く目にしました。

 たしかに、尊いひとりの警察官の命が奪われる原因となる行動をとった女性を批判し、厳しい言葉を投げかけたくなるのも人の情でしょう。

 しかし、それは宮本巡査部長の遺志に添うものでしょうか?
 彼は、そんな人々の声を聞いて喜ぶでしょうか?

 宮本巡査部長は、わたしたちに、命の貴さ、生きる尊厳、職務とは、など、大切なことを教えてくれました。
 彼の遺してくれたものを、彼にとって不本意なかたちとはならないように、大事に受け継いでいきたい。そう思います。

 宮本邦彦巡査部長。心よりご冥福をお祈り申し上げます。


救助の巡査部長死亡=東京都板橋区の東武線事故
2月12日16時0分配信 時事通信
 東京都板橋区の東武東上線ときわ台駅で、線路に侵入した女性を助けようとした警視庁板橋署の宮本邦彦巡査部長(53)が電車にはねられた事故で、重体だった宮本さんが12日午後2時25分、治療を受けていた同区内の病院で死亡した。 
最終更新:2月12日17時30分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070212-00000044-jij-soci

|

●メディア・マスコミ」カテゴリの記事

●社会問題」カテゴリの記事

ウェブログ・ココログ関連」カテゴリの記事

ニュース」カテゴリの記事

仕事」カテゴリの記事

心と体」カテゴリの記事

社会」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/58392/13890385

この記事へのトラックバック一覧です: WEB2.0考(1)ネット上で表出する攻撃性―自殺しようとした女性を救助した警察官死亡:

» 踏切で救助の巡査部長死亡 [Catch up Dream]
救助の巡査部長死亡=東京都板橋区の東武線事故 [続きを読む]

受信: 2007/02/13 13:28

» 一人の命を救う為に死ぬ…ということ。 [ぷにっと囲碁!なブログ 〜囲碁とほっぺたが大好きな人の日々のつぶやき。〜]
■人を救う為に亡くなった警察官のお話。  自殺しようとして線路に飛び出した女性を助ける為に、電車にはねられて亡くなられた警察官の宮本さんのニュースを見て。  宮本さんはとても正義感の強い方だったと思います。自らの命も顧みず、一人の命を救う行為は、正義感が強くない人では出来ることではありません。  ただ…。  彼の行為は、はたして「模範的行為」だったのか。  彼の行為は、「警察官の鏡」の行為だったのか。  それに対して、悩んでいる自分がいます。 ■明日救えたか... [続きを読む]

受信: 2007/02/24 08:24

コメント

>>彼女への批判が、非常に多いこと。

そうだよね。これはとてもわかりやすい批判であり、批判する方の”落とし所 ”になったんだろうね。
意外な場所が祭り上げられたというより、「やっぱそうくるか」って場所だよね。

良い事と悪い事 というのがありますが、今後この事件に関係して悪い事が起こるのであればどのような事が起こるか?と考えると

-自殺を試みた女性が責任を感じて自殺する
-自殺を試みた女性の両親、家族が責任を感じて自殺、もしくは心中する

という事かもしれない。

もし、正常な女性で、瞬間的に体調を崩していた上で自殺を試みたなら当てはまるけど、本物、つまり完全に精神異常なら善悪の区別もつかないから自殺はしないと思うけど。

投稿: gigababa | 2007/02/13 21:03

★ぎがばばさん★
案の定、でしたね。

> 女性の両親、家族が責任を感じて自殺、もしくは心中
ご家族のことにまで考えが至っていませんでした。
ご本人は精神的に錯乱した状態だったわけで、一時的にしろ長期的なものにしろ、精神のバランスを崩した状態であったことは想像に難くなかったのだけれど、ご家族……そうだよね。
重い重い自責の念にさいなまれてしまうだろうな……。

大切にしてほしい。命。

投稿: 大川内 麻里 | 2007/02/15 14:41

自殺しようとした女性に非難が集まっているなんて、考えもしなかったから、この記事を見て初めて知りました。
日本の狭量な心根がわかります。自殺しようとした人、それを救おうとした人がそれぞれの思いで、行動している。その、根元を考えてゆきたいです。それをせずに、両者を責め(警察官は責められるとは思わないが)、そして、それを女性の両親、家族まで巻き込むような非常な日本人の心根は悲しいものを感じます。
本当に、ご冥福をお祈り申し上げると同時に、あなた行為が残した暖かい雰囲気を大切にしたいです。
それなしには、もうむちゃくちゃですよ。我らが日本は。がりがり亡者が住む世界になってしまう。

投稿: Caro Ideale | 2007/02/15 15:50

★Caro Idealeさん★
Caro Idealeさん、コメントありがとうございます!

ニュース(報道)の向こうには、かならず「人」がいる。
そのことを忘れてしまっているひとが多いのでしょうね。
わたしもニュースをもとに書くことはありますし、そのなかで批評のかたちをとることだってありますが、でもその向こうには「当事者である人」「報道した人」「それを受け取る人」また「わたしが書いたものを受け取る人」がいることを、常に意識しています。
Caro Idealeさんの書かれるご批評も、そういった「血の通った」社会批評であるとかんじております。

(悲しいことに警察官の方を非難するかたもいるようです……そのかたにはわたしのこの記事を不快にかんじられるそうです、余談ですが)

ありがとうございました。
またCaro Idealeさんのブログにもうかがいますね!

投稿: 大川内 麻里 | 2007/02/19 09:49

どうもこんにちは。都筑てんがと申します。
トラックバックさせて頂きました。
http://punigo.jugem.jp/?eid=297

 自分は、今後、助かった女性やその親族の家に対して「死ね」だの「人殺し」だのといった中傷のビラ撒き、電話、落書き…などの行為を行う輩が現れるのではないか…という事を非常に懸念しています。

 「砒素カレー事件」の林真須美被告の家への落書きや放火といい、「川崎市、万引き少年事故死」の直後の書店への中傷といい(アレは書店側には何ら落ち度もないのですが)、「尼崎JR電車脱線事故」の直後の、末端のJR職員への嫌がらせや暴行といい…。

 「正義感」から来るいじめって、「自分が正義だから相手に何をしてもいい」って感じで、限度が無くなる事が多いですから…本当に心配です。

投稿: 都筑てんが | 2007/02/24 08:43

2007年02月13日
05:10

Cさん
初めまして。この事件は今初めて知ったのですが、電車飛び込み自殺の多い現代日本を浮き彫りにした感じですね。
確かに、自殺をしようとした女性がバッシングされるのはあまりいい気持ちじゃありませんね。もちろん公共機関を自殺の場・手段に使うことには反対ですが、責任が全て彼女のせいになってしまうのもどうかと思います。
それよりも、電車自殺を減らす対策とか自殺自体を減らすことに取り組んだり、マリさんがおっしゃったように命の尊さやそれを必死に守ろうとしてくれる人がいること等、もっとプラスに繋がる方向に人々やメディアが向かってくれるといいですね。
おじゃましました^^

------------------------------------------

2007年02月13日
07:33

Kさん
宮本巡査部長の本物やさしさに感謝し、世の中の人々にその意味をもっと深く考えてほしいですね

私たちはあのお方の命をかえりみずに他人の命を救った勇気とその本当の意味ををもっと深く噛み締めなければいけませんね

宮本巡査部長のご冥福心よりお祈り申し上げます


------------------------------------------

2007年02月13日
09:33

Tさん
死ぬときはひとりでこっそりね・・と僕も思ってましたから辛らつな言葉を投げかける側だったと思います。

その前に2chの千羽鶴スレをマスコミが取り上げたりして情報操作の臭いがぷんぷんです。巡査は確かに、近来まれに見る町のいいおまわりさんだったんでしょうけど、必要以上に美談にしようとするところに権力の工作が見えませんか?

------------------------------------------

2007年02月14日
04:08

Mさん
警察官って本当に生命をかけた職業ですね。

女性には宮本巡査部長の分まで生きて欲しいと思います。

余談ですが先日、「グーグル完全活用本」を買わせて頂きました。

------------------------------------------

2007年02月14日
10:07

Uさん
消防士をやってる私から一言。
私は、宮本巡査部長の殉職を聞いて仕事へのあり方ばかりを考えていました。
女性の命、これから考えるべき命の大切さまで考えられずにいた。
残される者の悲しみ、命の尊厳さを日々考えて職務に尽きたいと思
います!
これからもたまに日記のぞかせてもらうね。。
凄く素敵な女性になったんだね!
黒瀬先生に報告したいな><!


------------------------------------------

2007年02月15日
01:34

大川内 麻里×創藝舎
★Cさん★
はじめまして。コメントありがとうございます!
おっしゃるとおり、この件から、わたしたちが学ぶべきこと・考えるべきこと、教訓が、建設的な方向へ向かうこと願いたいものですね。

電車自殺は地下鉄が開通した時代にオーストリアでも相次いで、そのときは精神科医らの助言に基づき、メディアが報道規制を行いました。そのことについて書いたブログ記事です↓
http://blog02.okawauchimari.net/2006/11/post_0ed8.html

Cさんのページにもお邪魔させてくださいませね♪


------------------------------------------

2007年02月15日
01:38

大川内 麻里×創藝舎
★Kさん★
そうですね。
自分があの立場だったらどうしただろう……と考えると、とてもじゃないけれど、おなじことはできないなって。
その高潔さには、敬服してもしたりないです。

------------------------------------------

2007年02月15日
01:44

大川内 麻里×創藝舎
★Tさん★
たしかに必要以上に美談に仕立てあげているというところはありますね。意図的なものはかんじます。すごく。
2ちゃんのスレッドを取り上げたものまであったのですか。うわ。
安倍総理の弔問もなぁ、、しかも故人のお名前を間違って呼んでいたとか。
このあいだ映画化された韓国の青年のときだって、日韓のなんというかこう政治的なものに利用する祭り上げかたでしたね。

------------------------------------------

2007年02月15日
01:46

大川内 麻里×創藝舎
★Mさん★
そうですね、女性には大事にしてほしいです、救われた命を。
グーグル本、お買い求めくださったんですね! ありがとうございます!!
いかがでしたか? お役立てできそうでしょうか??
感想を教えていただけるとうれしいです。


------------------------------------------

2007年02月15日
01:54

大川内 麻里×創藝舎
★Uくん★
消防士さんになったんだぁ! すごい!!
とっても立派なお仕事に就いたんだね。
Uくんのコメントを読んで、「プロフェッショナル」をかんじた。危険と隣り合わせで、ともすれば死――殉職という危険だってはらんだ仕事をしている「救助のプロ」。
感動しちゃったよー。
黒瀬先生、いまのUくんのこと知ったら喜ぶだろうな~^^


------------------------------------------

2007年02月15日
20:13

Mさん
グーグル完全活用法本は、まだ全部読ませて頂いてないんですが、「イチロー」にマイナス記号をつけるといいなど、とても分かりやすいです。

とても役に立ちそうです。


------------------------------------------

2007年02月15日
23:06

大川内 麻里×創藝舎
★Mさん★
そうですかー!^^ それはよかったぁ♪ うれしい限りです♪
お読みくださったかたのお声を、直にお聞かせていただけるのは、本当に勉強になるし励みになります。
Mさん、ありがとうございます!!

投稿: (コメント転載) | 2007/04/24 10:59

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。