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2006年3月の7件の記事

出版社への企画や原稿の持ち込み(2)――出版社に企画や原稿を持ち込みたいときには? 営業方法編

自分の本を出してみたい。
雑誌に連載や記事を書いてみたい。
フリーランスだけれど、営業方法がわからない……。

そんなとき、いったい、どうすればいいのでしょうか?

まずは、出版社の編集者の気持ちになって、どういったかたちであれば、受け入れられやすいかを考えてみましょう。

具体的には、下記のような方法が考えられます。

(1)時期・タイミング
編集者が企画を欲している時期、タイミングを狙いましょう。

たとえば、雑誌(月刊誌)の場合。

編集者が、無事校了して、ほっと一息、手空きになっているのは、おおむね、その雑誌の発売日の1週間~10日まえです。
しかし、次号の企画を考えなければならないのは、発売日の2週間まえ。まだ、進行中の号でバタバタしながらも、次の企画を立案しなければなりません。

ですから、かならずしも、次号に掲載してほしい急ぎの企画でない限り、発売日の1週間~10日まえを目安にアポイントをとれば、ゆっくりと話を聞いてもらうことができるでしょう。

次号にまさに適した企画の場合、発売日の2週間まえを目安にアポイントをとりましょう。ただ編集者が忙しい時期ではありますので、まずは、電話で簡単に企画概要を話して、対面でのアポイントをとりつけるのか、もしくは、先に、メールなどで、企画書を送っておくのか、相手の要望をうかがってみましょう。

次号にまさに適した企画というのは、タイムリーな企画。また、雑誌には、かならず次号の予告が掲載されていますよね。そうすると、現在進行中のものがどういった企画なのかがわかるでしょう。すくなくとも、それ+直近の既刊3号分を見れば、流れが把握できるはずです。その流れを見て、次に求められるのは、どのような企画かを想像しましょう。

週刊誌の場合のタイミングもおなじです。週刊誌の編集者は、各号を、いくつかのグループで、交代で担当していますから、かならず、どこかのグループで、企画を求めていたり、手空きであったりするタイミングがあります。ですから、話を聞いてくれるグループの編集者に、企画を提案してみればいいのです。

書籍の場合、時流にあってさえいれば、どのタイミングで持ち込んでもいいでしょう。
企画書の段階ではなく、すでに原稿がある場合には、かならず、サマリーをつけておくことです。

ちなみに、いうまでもなく、フリーランスのライターや編集者の営業は、企画ありきです。丸腰で営業は成立しません。

(2)コンタクト方法
電話一本かけてみればOK!

では、どのようにして、版元編集者とコンタクトをとればいいのでしょうか。

簡単です。
書籍にせよ、雑誌にせよ、奥付に編集部の電話番号が書かれています。思い切って、そこに電話一本かけてみればいいのです。

(3)持ちこみ先の出版社選び
出版社には、それぞれのカラーがあります。

自分の企画や原稿に適した出版社を選びましょう。
どんなにいい企画、原稿であっても、その出版社のカラーに合わない場合には、残念ながら、受け入れてもらうことは難しいのが現実。
日ごろから、自分の出したい企画、原稿に適した出版社はどこなのか、書店などで、さまざまな出版社の刊行物をチェックしておきましょう。

(4)どんな企画を持ち込むか
どんな企画が求められているかを考えましょう。

雑誌であれば、何号かを続けて読んでいると、その雑誌の企画の傾向がわかるはずです。

なんとなく企画がマンネリ化しているようであれば、その雑誌のテーマから逸脱しない範囲で、目新しい切り口の企画を提案してみるのもいいでしょう。
次々と違った切り口の企画が出ているようであれば、より先見の明をもったひとのチャレンジどころですね。

(5)WEBでの企画募集
WEBサイトで企画を募集している出版社もあり!

たとえば、下記のように、WEB上で、企画を募集している出版社もあります。

明日香出版社さま
あさ出版さま
東邦出版さま など

さまざまな出版社のWEBサイトを見ておきましょう
そのときに便利なのは、紀伊国屋書店さまの出版社リンク集です。

次回は、企画書の書き方、どういった企画書が目に留まりやすいか、企画書には、どのような情報を盛り込めばいいのかといったお話をします。

【関連記事】
「出版社への企画や原稿の持ち込み(1)――企画や原稿を持ち込まれたとき、編集者はどうあるべきか」
「売れ筋の本を知るには?――出版社への企画や原稿の持ち込み(2)補足」

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出版社への企画や原稿の持ち込み(1)――企画や原稿を持ち込まれたとき、編集者はどうあるべきか

企画や原稿を持ち込まれたとき。
しかし、自社での出版は難しいというとき。
編集者は、どうあるべきでしょうか。

わたしは、出版社勤務の編集者であったころ、よく持ち込みをいただいていました。

どんなに企画として成立していないものでも、見込み部数や自社のカラーなどから考えて、自社での刊行は難しい場合でも、わたしは、まずは、即「ありがとうございます」と、お持込いただいたお礼をお伝えしていました。目を通すまでに時間がかかる場合には、いつごろ返事をするかを伝え、できるだけ早急に見るようにしていました。

そして、版元編集者の目から見て、この企画のどの部分をどうすれば、よりよい企画にブラッシュアップできるか、感じたことは、かならず、アドバイスしていました。
心当たりがあれば、ほかの版元さんへの紹介もしていました。

結果、わたしのところには、企画や原稿の持ち込み、フリーランスの方の営業が絶えませんでした。(噂で広まったんですね、「話を聞いてくれる編集者」だと)

そして、そういった方々は、版元編集者ではなくなったいまでも、わたしに力を貸してくださいます。

だれかの出版記念パーティーなどにいくと、かならず「お会いしてみたかったんです!」と飛んできてくださる方がいらっしゃるのです。

だから、「企画をください」と、だれかにいわなければならない版元編集者のことがわからない。フリーランスの方など、人脈のない編集者のことがわからない。

それは、「企画をください」と、だれかにいわなければもらえないような対応しかしてこなかったから以外のなにものでもないのではないでしょうか。

自分が、出版社勤務を離れてみて、はじめて、「ありがとう」がいえない編集者が、あまりにも多すぎることに気付きました。

「企画頂戴頂戴」しておきながら、いざ送ってみれば「ありがとう」の一言すらない。なーんの音沙汰もない。

わたしは、版元編集者時代に、どんな企画や原稿に対しても、誠心誠意、前述のような対応をしてきて、自然と企画や原稿、ひとが集まってきているのがあたりまえでしたし、おなじ企画書を別の出版社に送ってみれば、否、もっと稚拙な企画書であったとしても、わたしがかつてやっていたように、まず「ありがとうございます」といってくださり、誠意をもって対応をしてくださる版元編集者さんはいます。

そういう誠意を忘れてしまってはいけないでしょう。
編集者としても、人間としても。

【関連記事】
「出版業界の仕事とは?(3)――編集者ってなにをするの? 出版社ってどんな仕事をするの?」
「「出版人」とは(1)――“いい仕事”をするということ」
「「出版人」とは(2)――“いい仕事”をしていくために自分はどうあるべきか。そして、“夢”を叶えるということとは?」
「編集者の仕事を一言でいうと? そのために必要なこととは?」

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編集者の仕事を一言でいうと? そのために必要なこととは?

編集者の仕事を一言でいうとすれば、それは「コミュニケーション」だと考えています。

それにとって、必要なこと。簡単なことです。
「ありがとう」と「ごめんなさい」がいえればいい。

難しく考えることなんてありません。
あたりまえのことがあたりまえにできればいいんです。

そして、編集者ならば、ひとを見るときに、相手の長所を瞬時に見抜く目が必要です。それをより引き出そう、いっしょに伸ばそうという気概がほしいですね。
また、短所は、相手の個性と見ることができる人間であるべきです。

ただ、それができない、「肩書きだけ編集者」が、とても多いのは事実。
そんなひとは、先が見えていますよね。

【関連記事】
「出版業界の仕事とは?(3)――編集者ってなにをするの? 出版社ってどんな仕事をするの?」
「「出版人」とは(1)――“いい仕事”をするということ」
「「出版人」とは(2)――“いい仕事”をしていくために自分はどうあるべきか。そして、“夢”を叶えるということとは?」
「企画や原稿の持ち込み(1)――企画や原稿を持ち込まれたとき、編集者はどうあるべきか」

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【編著新刊】「夢を実現した わたしの仕事 わたしの方法」(ダイヤモンド社)に思うこと――仕事には、“経験”や“成果物(作品)”、“年齢制限”よりも、もっと大切なものがある

続きまして、わたしの編著を上梓いたしましたので、お知らせします。

ここでは、やりたい仕事があるにも関わらず、経験や成果物(作品)の有無にとらわれて、大事な一歩が踏み出せないでいた、わたしの著者/編集者としてのあり方を振り返って書きたいと思います。
きっと、当時のわたしのように、経験や成果物(作品)がないから……と、やりたいことにトライできずにいるひとも多いんじゃないかな? この記事は、そんな方々に、ぜひご一読いただきたいです。

とりあえずは、まず、どんな一冊かをご紹介いたします。

4478733058 「夢を実現した わたしの仕事 わたしの方法」(ダイヤモンド社)

本書では、
 会社で私らしく! 会社員経験を活かした仕事を発見
 女性力を仕事に活かした私
 好きを仕事に! 憧れの仕事に就いた私
 独立・起業した私
と4つに大別して、50人の女性たちの働き方生き方インタビュー
悩んだり迷ったりしながら、また、壁にぶつかったり失敗したりといった経験をしながらも、やりたいことをやりたいように実現し、自分の人生を自分で作っていっている女性たちの生の声ありのままの姿を描いています。

就職転職自分はどのように生きていこうか夢を叶えるにはどうしたらいいかわからない自分らしさってなんだろう他人が輝いて見えてしまう自分は輝けないように思えてしまう将来の夢なんてもてない自分のやりたいことも見つからない……などと悩んでいる方に、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。
きっと、あなたの生き方のヒントが見つかるはずです。

そう、きっと見つかる――本当に、あなたらしい、あなただけの“生き方”

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さて、ここからが本題です。

本書は1年以上をかけてつくった一冊ですが、当時のわたしは、まだ、駆け出しのフリーランスでした。

「「出版人」とは(2)――“いい仕事”をしていくために自分はどうあるべきか。そして、“夢”を叶えるということとは?」に、下記のように綴っているとおり、それまでの仕事で、「本当に自分のつくりたい本をつくったことがない」、これは勤務してきた出版社のカラーと自分のやりたいことのマッチングがうまくできていなかったことに起因するのですが、とにかく、フリーランスになった当初は、自分のやっていきたい分野は、しっかりともっていたものの、その“成果物”つまり作品がありませんでした

いま思えば、「自分にはキャリアがない」という不安にさいなまれていた。「やりたいこと、つくりたい本をつくった」という成果物がすくなすぎると。
自分のやりたいこと、つくりたい本をつくるには、「やりたい、つくりたい」を伝えるだけではなく、成果物を見せて、「やれる、つくることができる」という証を示さなければならないという焦りがあった。

だから、いくらやりたいことがあっても、二の足を踏んでいました

しかし、ダイヤモンド社さまのお仕事で、別件のノンフィクションをお手伝いさせていただいたときに、思い切って、自分のやりたいこと、その熱意をお伝えしてみたのです。

もちろん、それは、わたしの能力へのある一定の評価と信頼をいただくことが大前提ですし、まず先にいただいていたノンフィクションのお仕事には、当然ながら、ベストを尽くしました。

こう書くと、まるで、次の仕事につなげるために頑張ったように感じられるかもしれませんが、どんな仕事でもベストを尽くすのはあたりまえのことであって、わたしはあたりまえのことをあたりまえにやっただけです。
これまで、これが、自然と次の仕事へつながっていくという好循環を生んできました。一度きりのお仕事で終わった、つながりが切れたというのは、まずないですね、意図してそうしない限り^^;(笑)

そうしたところ、そのノンフィクションのお仕事が終わってすぐに、ダイヤモンド社さまから、まさに、わたしのやりたかった、つくりたかったような本、今回上梓した書籍のお話をいただいたのです。

飛び上がらんばかりの思いでした。
しかし、単純に浮かれるのではなく、もちろん、このような貴重なご機会をお与えいただいたからには、本書を多くの読者の心に響くものにするべく尽力することを、かたく決意しました。

経験も、成果物(作品)も、もちろん、大事です。経験や能力が、目に見えるカタチになっているという利点があることはたしかです。
でも、やはり、それにも勝って、もっともっと大事なのは、やりたい、つくりたい、なんのために自分はつくりたいのか、その熱意や情熱なのではないでしょうか。

この話を、年長のフリーランスの方で、違う分野にトライしたいけれど、二の足を踏んでいる方にお話したことがあります。
その方の答えはこうでした。
「それは、君が若いからだよ」

――違うと思いませんか?
たしかに、いまの日本では、なにをやるにしても年齢を聞かれるという蛮習がありますが、年齢のせいにしてトライできずにいることは、その蛮習に屈してしまうということそんなことに屈してしまっては、つかめるチャンスもつかめないのではないでしょうか。

人間は、「できない理由」を探すのには、非常に長けた動物で、でも、わたしは「できない理由」をかざして「やらない」のは、「やる熱意や姿勢がない」のとおなじだと思っています。

本書を上梓するまでの一年以上のあいだ、たくさんのことがありました。たくさんの出会いがあって、素晴らしい方のお話に感動して。
つらいことだって、ありました
だけど、そんなつらいこともあった一冊だからこそ、本書は、わたしを著者としても編集者としても、そして、ひとりの人間としても、大きく成長させてくれたのです。

本書のタイトル――「夢を実現した わたしの仕事 わたしの方法」。
わたしも、まさに夢を実現したひとりであって、そして、またひとつ、この本が、わたしの夢を叶えてくれたのです。

本当に、この仕事を選んでよかったと……著者、編集者という仕事の真価をも教えられました。

経沢香保子さん(女性起業塾・トレンダーズ株式会社 代表)にご監修いただき、わたしは、執筆・編集・インタビューを担当いたしました。
おかげさまで、弊社著書「グーグル完全活用本」(三笠書房・知的生き方文庫)と同様、大変なご好評を頂戴しております。ありがとうございます。

ダイヤモンド社さま、経沢香保子さま、トレンダーズ株式会社さま、インタビュー対象者さまをはじめ、フォトグラファーの方々、サポートしてくださったライターの方、デザイナーの方、DTP制作会社さま……さまざまな方の恩恵を受けて、この本は世に出ることができたのです。

ひとりでも多くの読者の方々の胸に、本書をお届けできれば幸いです。
ご意見ご感想など、ぜひお寄せくださいませ。
読者の方々はもとより、このブログをご覧くださっている、同業者の方出版業界を目指されている方々のお声も、ぜひお聞かせください。
心より、お待ちいたしております。

【関連記事】
「出版人」とは(2)――“いい仕事”をしていくために自分はどうあるべきか。そして、“夢”を叶えるということとは?」
「【著書新刊】「グーグル完全活用本」(三笠書房)」

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【著書新刊】「グーグル完全活用本」(三笠書房)

ブログでは、こういった告知はやらないのですが、2冊ばかり。
まずは、弊社の著書を上梓いたしましたので、お知らせします。企画から、弊社より、ご提案させていただきました。

4837975461 「グーグル完全活用本」(三笠書房・知的生き方文庫)
創藝舎 著

Googleの検索活用術には、まだまだあなたの知らないことが、びっくりするほど、たくさんあるのです!
文庫なので、パソコンのそばに置いて、パラパラめくっているだけでも、お役立ち情報が目に留まるはずですよ♪

わずか発売半月にして、現在、第4刷・20万部突破!と、おかげさまで、大変ご好評をいただいております。文字どおり、ベストセラーとなっております。ありがとうございます。

初版6万部発売1週間にして+4万部の重版をしていただきました。
その時点で、すでに、下記の売れ行きを、ありがたく頂戴しておりました。
 八重洲ブックセンター・文庫1位
 紀伊国屋書店・総合4位
 日版・和書15位

ブログなどで、読者の方々の書評も、すでに多くアップされており、弊社一同、お勉強させていただいております。ありがとうございます。

みなさまからの忌憚ないご意見ご感想をお待ちしております♪

【関連記事】
「【編著新刊】「夢を実現した わたしの仕事 わたしの方法」(ダイヤモンド社)に思うこと――仕事には、“経験”や“成果物(作品)”、“年齢制限”よりも、もっと大切なものがある」

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履歴書、職務経歴書の志望動機や自己PRなどの例文を探して、このブログにいらしてくださる方へ

時期も時期ですし、就職活動あるいは転職活動に向けて、履歴書職務経歴書志望動機自己PRなどをどう書こうか書き方に悩まれている方が多いようですね。

それらの例文を求めて、このブログにたどりついてくださる方も、最近では、非常に多く見受けられます。

ごめんなさい、ここには、例文の類は置いていません
待って、ここでウィンドウを閉じてしまわないで、ちょっとだけ、時間をもらえますか? その理由をお話しさせてください。あなたの時間を無駄にはさせませんから。

就職活動や転職活動において、志望動機や自己PRなどの「例文」を求めた時点で、アウトなんです。

厳しいことをいうようだけれど、それが現実なんです。

ここにも、実際の人事担当者の声を聞いて書いているように、例文を参考にした、もしくは、もってのほかですが、例文をそのまま書き写した、似たり寄ったりの志望動機や自己PRなんて、人事は腐るほど見て飽き飽きしているんです。

もったいないと思いませんか? その時点で、人事の目に留まらないのですから。目を通す必要性のない書類だと判断されてハネられてしまうのですから。それ以上を見てもらえないのですから。

だから、これらに「例文」を求めることはやめてください

気持ちはわかるんですすっごくよくわかるんです
不安なんだよね。他人がどう書いているのか、気になるんだよね。他人とどうやって差をつければ勝てるかって考えているんだよね。どう書けばいいのか、どんな書き方をすれば、念願の仕事に就くことができるのか、調べておかなければと思うんだよね。

でもね。違うんです

あなたは、あなたの言葉で書いていいんです。
あなたの頭で考えて、あなた自身の心のありのままを、あなたなりの言葉で書いていいんです。
その方が、よほど人事の目に留まりますから。かといって、気負うことも、奇をてらうこともありません。もちろん、就職・転職活動は、自分という商品のプレゼンテーションであり、書類は、プレゼン資料にあたりますから、「見せ方」はひとつの戦略ですが、それ以前に大事なのは、まず自然体のあなたを見せること
フリーター経験、アルバイト経験から得られるものも、よく振り返ってみれば、たくさんあるはずです。ですから、それも、立派な職務経歴として書いていいし、そこで学んだことは、自己PRや志望動機にも、積極的に活かしていっていいんです。
あなたは、もっと自分に自信をもっていいんです。大丈夫、あなたには、十分にその価値があるのですから

むしろ、人事担当者の目を通す書類の実態を先述したように、現実、その方がいいんです。「成功」への近道なんです。
そして、それは、ほかでもない、あなた自身の本当の力で手にした「成功」なのですから、ものすごく貴い価値のあることなんです。

「失敗」が怖いその気持ちだってわかります

でもね、あなた自身の本当の力で取り組んで、たとえ、「不採用」という「失敗」をしたとしても。それは、あなたの姿勢次第で、「失敗」などではない、すんなり「採用」されることよりも、よほどたくさんのことを得られうるチャンスとなるんです。

ここにも書きましたが、生きていく上での経験に、無駄も失敗もないんです。すべては自分の糧にできることなんです。

そして、それは、あなたの姿勢次第なんです。

話を戻します。

あなた自身の本当の力で取り組む、つまり、あなたの頭で考え、その心のありのままを、あなた自身の言葉で綴ること
それをするにあたって、大事なことは、なんだと思いますか?

自分との「対話」です。

1日5分でも構いません。自分自身と向き合って、とことん、自分自身と話し合ってみてください自分に聞いてみてください
あなたの好きなことはなに? きらいなことは? いいなと心が惹かれたことは? やってみたいことは? やってみて楽しかったことは? おもしろくもなんともなかったことは? 子どものころ、どんなことでほめられた? どんなことで叱られた? そのとき、どう思った? どんなことを学んできた? これまでに感動したことは?……

そういった、一見、志望動機や自己PRとは無関係に思えるような周辺的なことを突き詰めていくと、実は、本当に自分のやりたいことや、その動機、自分の長所や個性が見えてくるものなのです。
志望動機だ自己PRだと構えて、直接的に考えようとするから、難しくなってしまうんですね。

最後に。
自分を好きになってください。
そして、そんなあなたらしくあってください。
どんなときも。

わたしは、それこそを願っています。

●追記
下記の【関連記事】には、出版業界に限った話ではなく、他業界、他業種にも活かせることを書いています。ぜひ、読んでみてくださいね。
【関連記事】
「元フリーター編集者が語る! 履歴書・職務経歴書・面接――採用の突破術(1)基本編」
「元フリーター編集者が語る! 人事はココを見ている!――採用の突破術(2)WEB応募・書類選考編」
「元フリーター編集者が語る! 筆記試験はこうして乗り切ろう――採用の突破術(3)筆記試験編」
「元フリーター編集者が語る! 圧迫面接は、相手の目的を見失うな!――採用の突破術(4)最終編」
「「出版人」とは(1)――“いい仕事”をするということ」
「「出版人」とは(2)――“いい仕事”をしていくために自分はどうあるべきか。そして、“夢”を叶えるということとは?」

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「出版人」とは(2)――“いい仕事”をしていくために自分はどうあるべきか。そして、“夢”を叶えるということとは?

さて、「『出版人』とは(1)――“いい仕事”をするということ」の続き。“いい仕事”をしていくことが与えてくれるもの、“いい仕事”をしていくために、『出版人』と仕事をしていくために必要なこと、自分がどうあるべきかについて、お話ししたいと思う。

前回わたしは、『出版人』の方々と“いい仕事”をさせていただきたいし、また、ありがたいことに、実際にさせていただいていると書いた。

しかし、出版業界に入った当初から、それができていたわけではない。(現在も発展途上中ながら、それでも)ここにたどり着くまでに、まわり道をしてはいる。けれど、その「まわり道あってこそのいま」と考えている。前回書いたように、生きていく上での体験に、マイナスも無駄もない。すべてが、自らの糧となる。

さて、わたしの出版界でのスタートは、株式会社リクルートコンピュータパブリシング(現・株式会社リクルートメディアコミュニケーションズ)という、リクルートグループの制作会社で、『ケイコとマナブ』など、スクール情報誌のディレクターをさせていただいたことだった。

はっきりという。
わたしだって、はじめは、編集者なんて、なにをするのか、さっぱりわからなかった。知らなかった。(だからこそ、リクルートグループの制作会社という、所謂一般的な「出版社」ではないところから入っている。しかし、結果として、それも本当にいい体験だった)
ただ「書きたい」という思いは強かった『書く』ことは、子どものころから、ずっとしてきたことだった。『書く』ことを仕事にしたいと願ったのは、小学生のころからだ。(しかし、はっきりいって、わたしはビビッていた。だから、まわり道をしながら、だんだんと本来の目標に近づいていったのだ。しかし、それも、本当に『書く』上でも、いい体験となった)
そして、わたしの決定的な原点いまも変わらぬ揺るぎない原点は、このブログのプロフィール『★目標・夢:』の欄を参照してほしい。これが重要なところだ。

さて、当初は、「まずスキルを身につけなければ」という思いがあって、ただし、スキルだけでは不足だろうとは漠然と感じていた。
株式会社リクルートコンピュータパブリシング(現・株式会社リクルートメディアコミュニケーションズ)の面接で、圧迫面接にも負けず、わたしは訴えた。
「テクニカルかつクリエイティヴなことがしたいんです!」

そして、先述のように『ディレクター』採用となる。
わたしは、希望職種の欄に、『ディレクター』の『ディ』の字も書いていない
勉強不足で、それぞれの職種がなにをするのかが、さっぱりわからなかったわたしは、とりあえず希望職種に『DTPオペレーター』などと書いていた。

同社のいいところは、採用の際、そのひとの希望と適性と、配属先ならびに職種を、きちんとマッチングさせてくれるところだ。(いまも行われているのかな~、わからないけれど、同社では、採用ラインを超えたひとの履歴書や職務経歴書、筆記試験の書類などが、適切と思われる各部署にまわされて、どこかで拾われれば、そこへの配属となる)

株式会社リクルートコンピュータパブリシング(現・株式会社リクルートメディアコミュニケーションズ)は、右も左もわかっていないわたしの希望と適性を汲んで、適切な採用と配属をしてくれたと思う。
「『ディレクター』って……なんですか?」だったわたしにも、すぐに、ディレクター採用をしてくれた会社の意図がわかった。つらいときも、まわりの先輩方が支えてくださり、たくさんのことを学ばせていただいた。同社と、いまも変わらずよくしてくださる同社の先輩方には、心から感謝している。
体調を崩し、わずか8ヶ月の勤務だったが、同社で得たものは、本当に大きかったと、いまでも思う。

その後、半年強の静養期間というか、ぶっちゃけ引きこもり期間を経て、株式会社宝島社に、ムック編集者としてアルバイト入社半年足らずで、ありがたいことに、「アルバイトでは、能力相応のギャランティーが支払えない」と、専属フリーランスへの変更を、会社から申し出ていただく。

同社では、わたしの前職時代にかじって+静養期間中に独学で学んだグラフィックスキルや、そのまえの矢野経済研究所時代にかじって+独学で学んだプログラミングスキルなども活かさせいただいた。(どんなスキルも、すこしでもかじったものは、しっかりと独学で学んで、自分のモノにすることだ
新たな可能性を引き出し、展望を開いてくれたと感謝している。

しかし、当時の同社は、基本的に外注体制だった。編集も執筆も
そこに物足りなさを感じたわたしは、同い年の先輩に相談し、背中を押していただいて、直属の上司に、インタビューや執筆、編集も、外注せずに、自分でやらせてほしいと交渉した。それは、編集部としても、外注のコストダウンにもつながる。しかし、前提として、それは上司から大川内にそれらを任せてもいいとの信頼を得ることが先だ。交渉までに、信頼を得るだけの仕事をすることに努めた
その甲斐あってか、わたしの申し出は、ありがたく、受け入れてもらえた。

はじめてのインタビューなんて、大失敗もいいところでめちゃくちゃだった。でも己の弱点を知れば、それを克服すればいいだけの話だ。
インタビューが弱点だと知ったわたしは、ある零細版元から編集長を頼まれ、執筆・編集・デザイン・DTP制作を個人で請けていた文藝同人誌に、すぐさまインタビューコーナーを取り入れて、さまざまな手法でのインタビューと、その原稿執筆をやった

企画の立案も、著者などとの対外交渉も、「正社員の仕事だから」「専属フリーランスのわたしの仕事ではない」などと考えたことはない自ら、率先してやった『株式会社宝島社 大川内 麻里』の名刺を、会社からいただいている以上、それ相応の仕事をやって然るべきだと思っていた。
わたしが「それ相応」と考えていた仕事は、周囲からすると、異例のこと(?)というか、すくなくとも、2割増の仕事をするプレイヤーだとは映っていたようだ。しかし、わたしにとっては、そんなことはやって当然のことだった。
やれといわれたことをいわれたようにこなすだけなら、サルでもできる。そんなもの、到底、能力などと呼べる代物ではない「いわれないことをどれだけ自ら率先してやるか。どんなふうに結果を出すか」に現れるもの、それが能力。そう考えていた。

しかし、会社のカラーと、自分のやりたいこと、つくりたい本、その意図がマッチしない
自分の考えとマッチする企画があれば、他版元の仕事も請けていた
このころに、はじめて『出版人』を意識しはじめる

その後、26歳のときに、専属ではないが、勤務先にそれまでどおりデスクを残したまま、片足フリーランスになるなり、仕事の依頼が殺到。
半年後、正式退社し、完全にフリーランスになった。さらに仕事の依頼は殺到する。
それから、いま経営している自社(編集プロダクション)を設立するまでの半年間は、完全フリーランスで、ひとりで仕事を請けていた。

その半年間というものは、常に15冊は、ひとりでまわしている状態。
片足フリーランスになったときに決めたことでもある“朝の2時間しか仕事をしない”状態で、難なくまわせていたので、時間の面でのつらさはなかったが、次々と自分にノルマを課していく仕事の仕方は、やはり異常だった。

いま思えば、「自分にはキャリアがない」という不安にさいなまれていた「やりたいこと、つくりたい本をつくった」という成果物がすくなすぎると。
自分のやりたいこと、つくりたい本をつくるには、「やりたい、つくりたい」を伝えるだけではなく、成果物を見せて、「やれる、つくることができる」という証を示さなければならないという焦りがあった。

しかし、「やりたい、つくりたい」という熱意だけで(というのは、やや語弊があるのだが、後述する)、わたしを買ってくださる『出版人』の方々がいらした。驚いた。でも、驚いている暇などない。それに報いることができるよう努めた。
成果物など求められなかったなのに、わたしに任せてくださった
彼らは、わたしに、「やりたい、つくりたい」という熱意はさながら、「やれる、つくることができる」能力が備わっていると見抜いてくださっていたり、あるいは能力を試そうという懐の深さをお持ちだったりしたのである。

『出版人』は、そのひとの熱意や興味、関心のありかはどこなのか、適性や能力はどの程度なのか、どこを突けばネタが出てくるか、瞬時に見抜く
(自分の能力が高いなどとおごるわけでは決してない。わたしなんか、まだまだ発展途上もいいところだ。ただ、常にまえを見ることは忘れていない

わたしは、今日も、そんな『出版人』の方々のご恩に、精いっぱい報いることができるよう、本をつくる。本を書く。

結果を出すことが、一番の恩返し
結果とは、すなわち、読者の反応である。

「ありがとう」――『出版人』の方々は、かならず、この言葉をお忘れにならない
わたしなんかに、「ありがとう」の言葉をくださる。
「とんでもございません。私の方こそ、このような機会をお与えいただき、ありがとうございます」いつもそう思う。そうお伝えする

やがて、ビジネスパートナーとともに、会社を興したいま、『出版人』の方々からのお仕事しかいただいていないといっても過言ではない意図したことではない自然の流れである。

『出版人』の方々と“いい仕事”をさせていただきたいと思うなら、まず、『出版人』の方々とより触れ合うこと。よほど、自分の目が節穴でなければ、彼らの人間性がおのずと見えてくるはずだ。
そんな彼らと触れ合えるに値する人間になろうと努めること
もっといえば、自分も『出版人』たりえることができるように、理想の『出版人』像を追求し続けることだ

わたしに、そんな追求し続けるべき理想の『出版人』像を、常に与えてくださるのは、ほかでもない、心から敬愛する『出版人』のみなさまである。
「こんな『出版人』になりたい」否、むしろ「こんな『人間』になりたい」――心底、そう思わせてくださる、尊敬する『出版人』の方々。

本当に本当に、いつも、ありがとうございます。
あなたのおかげで、わたしは、常に目標からブレることなく原点が揺らぐこともなく、そして、夢をひとつずつ叶えていかせていただくことができています
あなたのような『人間』になりたい――おこがましいようですが、そう強く思うのです。それが、わたしにとって、究極の夢なのです。

たとえ、どんなに遠回りをしたとしても。
青臭いかもしれませんが、一生をかけてでも、叶えたい夢です。
すこしでもいいから、近づきたい。常に思っています。

「こんな『人間』になりたい」
  ――夢、って、究極をいえば、そういうことなのではないだろうか。

【関連記事】
「「出版人」とは(1)――“いい仕事”をするということ」
「【編著新刊】「夢を実現した わたしの仕事 わたしの方法」(ダイヤモンド社)に思うこと――仕事には、“経験”や“成果物(作品)”、“年齢制限”よりも、もっと大切なものがある」
「編集者の仕事を一言でいうと? そのために必要なこととは?」

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