元フリーター編集者が語る! 人事はココを見ている!――採用の突破術(2)WEB応募・書類選考編
さて、前回の「元フリーター編集者が語る! 履歴書・職務経歴書・面接――採用の突破術(1)基本編」に続き、今回は、ややマスコミ業界に特化させた話をします。
とはいえ、他業界にも応用できるところはあるので、フリーターからのキャリアアップ、キャリアチェンジをしたいひとには、ぜひご一読いただきたいと思います。
前回も書いたように、わたしは、出版業界で採用される側として歩んできて、いまは採用する側になっています。また、わたしのビジネスパートナーは、数社の出版社や編集プロダクションで、人事にも関わってきたので、彼の経験からの視点も含めて、実践的なお話だけをします。
まず、フリーターからのキャリアアップを目指す場合、どこで求人情報を探すべきか。特にマスコミの中途採用求人情報が多く寄せられているのはどこか。
求人情報をどこから得るか――その時点から、すでに、あなたの採用を左右する道ははじまっています。
そんなところで、ひとに差をつけられて出遅れているわけにはいきません。より効率よく、素早く、希望に適した求人情報をつかみましょう。
ずばりいいます。求人情報誌よりも、いまの時代、求人情報のWEBサイトです。
なかでも、フリーターからのキャリアアップを目指すあなた、マスコミ業界を目指すあなたにとって、役立つのは、下記の3つのサイトです。
ただし、紙媒体でも、
■朝日新聞の求人欄
だけは、チェックする価値があります。
さて、WEB応募が、まず有効だと書きましたが、WEB応募は、フォームに沿って記入していくことになります。
あなたがWEBから応募したものは、先方の企業(人事)に、どのようなかたちで届いているのでしょう? これを知っておくことが、実は重要。
WEBからの応募情報は、フォーマットで、先方の企業(人事)に届くようになっています。ですから、まったくおなじ書式のものを、何十通も何百通も、担当者は目を通すことになるわけです。
あなたが、この立場だったら、どうでしょう? 想像してみてください。前回も触れたように、想像力は、採用力のひとつです。
毎日毎日、同書式で送られてくる応募情報の山……きっと、ひとつひとつ見ていくなんてうんざりするのではないでしょうか?
ぶっちゃけていいます。だから、人材を募集している企業の人事担当者は、WEB応募の決まりきったところなんて、たいてい読み飛ばしているのです。
読み飛ばされるのはどこか。学歴、職歴です。職歴は、前職に、よほどすごい経歴がある場合には、目に留められるでしょうが、それ以外は、読み飛ばされているのがほとんどといっていいでしょう。
また、使いこなせるアプリケーションなどといったスキルが、その職種にマッチしていないひと、たとえば、デザイナーの募集枠なのに「Photoshop使えます」なんて書いてしまうと、そこでアウトです。先を読んでもらうことは難しいでしょう。
「じゃあ、WEB応募なんてしたって、見てもらえないんなら意味ないじゃん」なんて思わないでくださいね。
あなたが、人事担当者だったとして、そういった応募情報で、どこに目を通すか、なにに目が留まるか。
志望動機と自己PRです。
ここなら、やろうと思えば、いくらでもオリジナリティーを出せるところなので、ひとに大きく差をつけることも可能なはず。きちんと自分の言葉で書いてください。
しかし、もったいないことに、これができないひとが、非常に多いのが現状。そこで、志望動機と自己PRが、いったいどんなものであれば、人事を「その気」にさせることができるかを考えてみましょう。
まず、志望動機。志望動機を書くときには、ブレイクダウン思考を用いてください。
ブレイクダウン思考とは、簡単にいうと、ひとつの大きなものを、小さなパーツ・パーツにわけていく思考方法です。
ここでいうと、
→(なぜ?)→業界→(なぜ?)→職種→(なぜ?)→企業
というように、①なぜ、その業界なのか、②なぜ、その職種なのか、③なぜ、その企業なのか……と考えていくのです。
そうすると、自然に、あなたの志望動機は、筋道の通った、きちんとしたストーリーのあるものとなるはずです。そこまでして、はじめて、芯のある、柱の立った志望動機になるのです。
次に、自己PR。自己PRは、志望動機のストーリーと、受ける企業とのマッチング作業だと考えてください。
つまり、志望動機から導き出されてきた「なぜ、この企業なのか」を「この企業で、自分は、なにがやりたいのか」「この企業で、自分には、なにができるのか」というように、自分を当てはめていく。
これまでのフリーター経験なども、どんどん当てはめていってください。
この志望動機と自己PR作成の一連の作業は、その業界、その職種、その企業について、知っておくことが大前提です。
でなければ、まるで見当違いな志望動機と自己PRができてしまいます。
そのためには、求人広告の文字面だけ読むだけでは不十分。求人情報から想像される、その企業が求めている人物像を読み取ってください。ここでも、想像力を働かせて。
要は、「求人情報の“行間を読む”」んです。
その人物像に、自分の個性を活かしたまま、WEB応募情報あるいは書類を近づけていけばいいんです。
なお、リクナビNEXTなどには、応募フォームに、例文が添え書きされていますが、それをまんまコピーして送ってくるひともいるそうで。それも、結構な数で。
論外です。
そんなことが許されるのは、よほどすごい実績をもったひとだけです。あいにく、そんなひとは、すでにどこかの企業にヘッドハンティングされていること、間違いなしですが。
ちなみに、このブログの左バーにある「Good WORK,Good STUDY, so VERY GOOD LIFE!」にも、役立ちそうなサイトをピックアップしてローテーションで表示させています。興味のあるものがあれば、見てみてくださいね。
次回は、筆記試験について、お話しします。
【関連記事】
「元フリーター編集者が語る! 履歴書・職務経歴書・面接――採用の突破術(1)基本編」
「元フリーター編集者が語る! 筆記試験はこうして乗り切ろう――採用の突破術(3)筆記試験編」
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